Hidden City Story #106 Panic at the Hotel (Monster Hotel)
ヒドゥンシティストーリー№106 恐慌のるつぼホテル (モンスター・ホテル)

《Case №106:Panic at the Hotel》 Oct 2025 Event: HORSEMAN'S CURSE

Prologue プロローグ
Chapter 1 第一章
Chapter 2 第二章
Chapter 3 第三章
Chapter 4 第四章
Chapter 5 第五章
Post Quest おまけクエスト

☆Curiosity Shop and Cache
珍品堂と秘密の保管庫


Artifact Hunt
Mr. Suitcase🧳
ミスター・スーツケース

Mr. Suitcase is very demanding of porters - after all, he collects them.
ミスター・スーツケースは、ポーターにはかなりうるさいんだ―なにせ、彼はポーターをコレクションしてるくらいだからね。
Mutually Beneficial Exchange
お互いにオイシイ交換
🍭Sweet Toothy
キャンディガジガジ
Sweet Toothy has come to the City in search of Caramel Kernels. Trade candy with him and open treasure chests full of useful artifacts!
キャンディガジガジがシティにキャラメルの粒探しにやって来た。この仔とトレードしてお役立ちアーティファクトで満載のお宝チェストを開けよう!
Ghost Mystery
ゴースト・ミステリー

Bartholomew found a treasure that the Baron had hidden inside one of the Manor's walls. Use an Antique Pickaxe to recover it.
バーソロミューが男爵が領主館に数ある壁の一つにお宝が隠されているのを見つけたよ。骨董品のつるはしを使ってお宝を取り戻せ。
★Story Locations: Halloween venues
ストーリーロケ:ハロウィーン開催地
👻Haunted Park
 幽霊公園
🏰Castle Gate
 城門
🎃Masquerade Ball
 仮面舞踏会
⏰Jack's Tower
 ジャックの塔
🐎Halls of Samhain
 サーウィンの大広間
🚣River of Oblivion
 忘却の河
🦉Hall of Departure
 旅立ちの間
🐈Pharaoh's Gallery
 ファラオの回廊
👁Maze of Fear
 恐怖の迷宮
🔯Garden of Oblivion
 彼岸の苑(その)
🧳Monster Hotel
 モンスター・ホテル
Catch them All!
全部捕まえちゃえ!

Invisibility Hats and Zombie Girls have appeared on the streets of the festive City. Catch these Halloween spirits to earn valuable rewards!
不可視の帽子とゾンビっ娘がシティの街中に現れたよ。ハロウィーンのお化けたちを捕まえて貴重な報酬をゲットしよう!
☆Mini-Events ミニイベント

[Clairvoyance Potion]
+20 sec. to the game time, +30% exp. and chance to find weapons in locations and mini-games for 45 min.
event goal 1
Booster
[千里眼ポーション]
ロケとミニゲームで、制限時間に+20%、経験値と武器の発見確率を+30%。継続時間45分。
 
[Hotel's Treasure Trove]
Inside you will find: a Porcelain Hand of Midas, 2 Lunar Lenses, 3 Detectors, and 2 Amulets of Searching.
event goal 2
Chest
[ホテルのお宝の山]
内容物:磁器製のミダスの手x1, x2, x3, x2
★Hand of Midas(ハンドブ・マイダs) ミダスの手:材質によって効果度が違うコイン増量ブースター。ディズニーの『アラジンと盗賊王』にも登場するアーティファクトで、元ネタはギリシャ神話。ミダス王は「触るもの全てを金に」という願いを豊穣神に願った結果、食べるものもすべて金になってしまい飢え死にした。生きるのに必要なのは金ではないという強烈な教訓話である。ミダスはギリシャ語での発音で、英語ではマイダス。
[GREETERS AT THE GATE]
This charming duo awaits you at the Hotel. Their duty is simple: to give you a warm welcome and keep away uninvited guests.
event goal 3
Event Avatars
[入口で出迎える者たち]
この魅力的な二人組がホテルで君を出迎えてくれるぞ。彼らの使命はシンプル:君を暖かく出迎え、招かれざる客を追い払うことさ。

[Shadows Hideout]
Gives a tool, 17 Skeleton Keys or 17 items to enter the event location every 24 hours.
extra bonus1
Event Totem
[影たちの隠れ家]

24時間ごとに、x1, x17 or x17
 
[Winged Sweet Tooth]
He scurries around the hotel in search of treats. Blink once - and your holiday delight vanishes, carried off by a mysterious chuckle from the dark.
extra bonus 2
Avatar
[翼の生えた甘党クン]
この仔はおやつを探してホテル中をちょこまか走り回るんだ。一瞬まばたきの間に、あら不思議―君の祭日のお楽しみは忽然と消え失せ、暗闇から響くミステリアスなクスクス笑いに持っていかれてしまうんだから。
 

Soon!
More and more monsters have been roaming the streets lately... But don't panic - they're just cheerful Halloween tourists! Just harmless fun... right?
Advance announcement on the bulletin board もうすぐ始まるよ!
最近、ますます街を徘徊するモンスターたちが増えつつあるが…。パニックは禁物―彼らは陽気なだけのハロウィーン・ツーリストたちなのだから!単なる無害なお楽しみ中…、なんだよね?
 
A new location is available!
Come to the Monster Hotel for the finest Halloween party around! Join the otherworldly celebration and discover what frightened these creepy monsters.
New event announcement on the bulletin board 新ロケ登場!
モンスター・ホテルで最高のハロウィーン・パーティーを!異界の祝賀会に参加して、あの身の毛もよだつモンスターたちをも震撼させた原因を突き止めよう。
 
  About a new event from Friends' Feed    
Dullahan デュラハーン:アイルランドの伝承に出てくる首なし騎手。こんな形(なり)でも一応妖精。但し、[unseelie(アンスィーリー):ケルト語で祝福されていないの意]に分類される質の悪い妖精。良い妖精はseelie。
💬日本だと単なる[Headless Horseman 首無し騎手]よりデュラハーンの方が知名度がある気がするんだよね。 それに、デュラハーンの方がなんかカッコ良くないかい?
Irish Dullahan story (Youtube)
《HORSEMAN'S CURSE》 Oct 2025 Event 《デュラハーンの呪い》
 
Salem's throwing a party at the Monster Hotel. There are so many creepy stories about that place and it's the scariest night of the year. Valerie
バレリー
セイラムがモンスター・ホテルでパーティーを開くんですって。あの場所はゾッとするような逸話が引きも切らないんだから、今年一番の怖い夜になるわよね。 Salem セイラム:現在の「夜を統べる女王」でハロウィーンの精ジャックの奥さん。シティのハロウィーンはセイラムの宣言で始まる。
I have to check it out. Sure, the Hotel's off-limits to humans. But this werewolf said I could have his invitation. He doesn't like crowds. これを見逃す手はないわ。分かってるって、ホテルは現在人間立ち入り禁止だって言うんでしょ。でも、自分の招待状をあげるって言ってくれた狼男がいたのよ。人混みが苦手なんですって。 off-limits to_:_に対し立ち入り禁止で
💬流石バレリー!狼男にも友達がいるんだね(笑)
Invitation
to the Annual Queen of the Night Ball

Where: The Grand Tenebrae Hotel

When: Halloween Night

Dress code: Mausoleum-chic (go easy on the slime, please)

NO HUMANS ALLOWED!

Expect an eldritch atmosphere, potions on tap, lots of levitation/dancing, and karaoke (per one special werewolf's request).

招待状
毎年恒例、夜を統べる女王の舞踏会へ

場所:グランド・テネブラエ・ホテル

日時:ハロウィーンの夜

ドレスコード:上品な霊廟スタイル(スライムは控えめにお願いします)

人間はお断り!

世にも奇妙な雰囲気に、樽出し生ポーション、山ほどの空中浮遊にダンスをご期待あれ。(とある狼男お一方のご要望により)カラオケもあります。
★Tenebrae テネブラエ:ラテン語でdarknessの意。つまりThe Grand Tenebrae Hotelは「偉大なる闇のホテル」という意味。

・mausoleum(モーサリーァm):霊廟(れいびょう)。
※tomb(トゥーム)の一種。埋めてある部分より地表の建物が大きいタイプの墓。tombも大抵大きいが、mausoleumは墓というより建物。なので、古墳はtombではあってもmausoleumではないだろう。タージマハルみたいなのが代表格。
・chic(シーk):上品な ※注:フランス語由来なので発音がチックではない
・eldritch(ルdㇼッチ):スコットランド方言で、weirdの意。
・飲み物 on tap:飲み物がその場で飲める ※樽に蛇口が付いているやつのこと
・go easy on_:_は控えめに ※_は塩分とか煙草とか。
・per someone's request:_のご要望により ※ビジネス用語っぽいフォーマル表現
 
I'll pretend I'm a witch to get past security. No one at the party will even recognize me. Monsters only? We'll see about that. Valerie
バレリー
私、魔女のフリをして、セキュリティをすり抜けるつもりなの。きっとパーティーでは誰一人私のことがわからないはずよ。モンスターオンリーですって?ま、それもすぐに分かるでしょ。 💬魔女はモンスターじゃないだろって、主人公に言われたんでしょうね(笑)さりとて、人間でもないような…、魔女ってなんなんだろう?
 
Actually, I just saw the Detective heading to the Hotel. Maybe there's some exception to the no humans rule.
Want to find out?
Valerie
バレリー
実は、さっき刑事さんがホテルに向かってるのを見かけたの。ひょっとして人間立ち入り禁止のルールに、例外があるんじゃないかしら。どういう状況か突き止めたくなあい?  
[THE ABODE OF DARKNESS]
Unlock the Monster Hotel. - Unlock location.
Unlock
[闇の住まう場所]
モンスター・ホテルを解放せよ。-ロケーションを解放せよ。
 
This Hotel takes "gloomy" to a whole 'nother level. Still, I'm not spending Halloween in my pajamas whispering incantations into a mirror like last year. Come on! Valerie

バレリー
このホテルの「どよーん」っぷりったら、もー別次元よね。でもでも、私、去年みたいにパジャマ姿で鏡に向かってぶつぶつ呪文を唱えながらハロウィーンを過ごすつもりは毛頭ないんだから。さあ行きましょ、カモン! a whole 'nother_:a whole other_の口語版。なぜかこの言い回しだけ口語でnが入る。
Monster mash モンスター・マッシュ:60年代に流行ったハロウィーンソング。マッシュドポテト・ダンスをモンスターたちが踊るというコミカルな歌詞。80年前の歌にも関わらず、2021年にもビルボード入りを果たしたロングラン。38位だって、すごいよね!
Mashed potato マッシュドポテト・ダンス:これまた60年代に流行ったダンスのステップ。名前は知らなくてもこのステップは見たことがあるはず。とてもコミカル。
Looks like the Detective's been given special permission to enter the Hotel. What if we pretend to be his assistants? Hurry! I can't wait to see a real-life "monster mash" from the inside. どうやら刑事さんはホテルに入る特別許可をもらってるみたいね。私たち、彼の助手のフリをするっていうのはどう?早く早く!んー、ホンモノの「モンスター・マッシュ」ダンスを生で見るのが待ちきれなーい。
[UNINVITED GUESTS]
Enter the Monster Hotel. - Explore the location.
Explore
[招かれざる客]
モンスター・ホテルに入ろう。-ロケーションを探索せよ。
 
Huh? What are you and Valerie doing here? The monsters aren't going to like this. But I don't want you to leave, either. This place is way too creepy. If it weren't for that call, I wouldn't have set foot in this place. Okay, are we ready? Stay behind me. Detective

刑事
は?なんでお前とバレリーがここにいるんだよ?モンスターどもがいい顔をしねぇのは目に見えてんだろうが。まあでも、俺的には帰れとはいいたくねぇ気持ちもあるっちゃあるっつーか…。この場所は不気味過ぎる。あの呼び出しがなけりゃ、俺だってこんな場所に足を踏み入れることなんかなかったってのに…。しゃーねぇ、お前ら、準備はいいか?俺の後ろについてろよ。 What are you doing here?:なんでお前がここに?
※このフレーズはここで「何をしてるか」の問いではなく、いるはずのない人間がいることに困惑する心情表現。hereにアクセントがあり「こんな所に」感が強調される。
Why are you here?とは言わないことに注意。
こちらは、不愛想な職質、もしくは、「なぜ君はこの世に存在してるのか」みたいな哲学的な問い。

way too creepy:wayはtooの強調。口語。
🧳Monster Hotel 👻🧟🕷🕸️ 🧳モンスター・ホテル 🔍about searching items, go to the Monster Hotel in FANDOM!
探索アイテムはファンダム(英語)へGo!


💬招待状によると正式名称は[The Grand Tenebrae Hotel]らしい。
💬ふと「The Grand Budapest Hotel」って映画を思い出した。コメディタッチのミステリーで、ほのかに哀愁が漂ういい映画だったんだ。シティ住民は好きなテイストじゃないかな?
あれもポーターが活躍する話だったんだ。

このロケは見てて飽きないね!
ピアノ弾きのフランケンシュタインとか、踊るゴーストとか、考えるミイラとか…


真ん中のダンシング・スパイダーが愛嬌抜群!

Pianist Franken
Mammy the Moonwalker
Mammy the Thinker
ミイラはバリエーションが楽しい!
Hmm, it's actually pretty cozy in here. These monsters know how to throw a party. Someone should be greeting me any minute to give me the scoop, but don't touch anything for now. Especially that suspicious-looking goop. Detective

刑事
へー、意外と中は居心地がいいじゃねえか。ここのモンスターどもはパーティーの作法ってヤツを心得てやがる。じきに誰かしらからお声がかかって、最新情報をもらえることになってるんだが、とりあえず何も触るなよ。特にあの怪しげな見た目のべとべとスライムには。 goop(グープ):スライム状のベタベタ ※スラング
Shaad シャード:《The Scariest Fairy Tale 最恐のお伽噺》の際にシティの監視役に残ったワイルドハント近習(きんじゅう)のヴァンパイ貴族。そのためちょっと英語が固く、嫌味っぽい。もう一人がLudwig ルードヴィッヒ。

※シャードは、A mortal, the mortalと一人の人間を指している。刑事たち3人以外の誰かが侵入したらしい。
また、シャードの言う[We 我々]には人間は含まれていないことに注意。英語のWeにはweに含まれない[They]の含意があり、敵も味方も含めて「我々」と言う日本語とはニュアンスが違う。

人間のことは、人間にお任せするのが筋ではございませんこと?
最後のこの一文は原文にはないが補った。
シャードは人間の呪いの害がモンスターに及ぶのは嫌だから、人間を呼んでいる。とても排他的かつ貴族的。
A mortal walks among us! We've tracked the human's cursed scent. The monsters are all terrified. We must find the intruder! Shaad
シャード
命限りある者が一匹、わたくしたちに紛れてうろついておりますのよ!ちょうど我々総出で呪われた人間の匂いを辿っていた所でしたの。モンスターたちは一様に怯えておりますわ。侵入者を見つけ出さなくては!
The mortal brings chaos and suffering. His ancient curse could infect our guests. No one can take that risk. We need your help. その命限りある者が齎すのは、混沌と苦痛。あれの持つ古(いにしえ)の呪いは、ここにいらっしゃる招待客の方々に影響を及ぼしかねません。 誰がそのような危険を冒せましょうか。ですから、あなた方人間の助力を求めておりますのよ。 人間のことは、人間にお任せするのが筋ではございませんこと?
[STRANGERS AREN'T WELCOME HERE]
Start an investigation. - Open the Diary.
Opening
[よそ者はお断り]
捜査を始めよう。-日誌を開こう。
 
The monsters are scared of some human who snuck into their Halloween party, who they say is carrying a curse. Bunch of softies. Still, I should find and question the intruder to get to the bottom of this. As usual, I'll record any details I find in the case Diary. Detective

刑事
モンスターたちは、モンスター限定ハロウィーン・パーティーに忍び込んだどこぞの人間に震えあがっているらしい、奴ら曰く、そいつが呪いを運んで来るんだと。そろいもそろって軟弱な野郎どもだぜ。まあそんでも、その侵入者を見つけて、この件の真相について職質するのが俺の役目ってやつさ。いつも通り、分かったことの詳細は事件用の日誌に俺が記録しといてやるよ。 softy:軟弱者、うじうじクン ※口語
💬刑事はモンスターのくせに及び腰だと言いたいんだね?

Still, I should find and question the intruder.
まあそんでも、その侵入者を見つけて職質するのが俺の役目ってやつさ
※shouldは義務と辞書にはあるものの「当然そうするのが妥当」という助動詞で強制力はほぼない。本人にそうしようという意思がないと成り立たない。
「モンスターのくせに弱虫め」と思いつつも、犯人確保と職質は刑事の本分であるためshouldをつけている。
《Panic at the Hotel》 Case №106 《恐慌のるつぼホテル》  
Valerie heard about a lavish Halloween party Salem was throwing at the Monster Hotel and decided she had to be there no matter what. But there is one big obstacle: mortals are strictly forbidden inside the event. But of course, that didn't stop Valerie from trying. Introduction

序文
セイラムがモンスター・ホテルで金に糸目をつけない豪勢なハロウィーン・パーティーを開く予定だと聞きつけたバレリーは、何を差し置いてでもそこにいかねばと決意。しかし大きな障害が一つ:命限りある者はその催しへの立ち入りを固く禁じられているのだ。まあ、もうお分かりだろうが、そんなことで止まるバレリーではないのだった。 lavish:豪勢な、ふんだんにお金をかけた、金に糸目をつけない ※extravagantは無駄遣いの含意があるが、lavishは気前がいいだけで、無駄遣いという含意がない

Prologue プロローグ
Chapter 1 第一章
Chapter 2 第二章
Chapter 3 第三章
Chapter 4 第四章
Chapter 5 第五章
Post Quest おまけクエスト

106-1 【Catching the Mole モグラを捕まえろ】
Suspicious Diary Thematic Collar Ghostly Hologram Mischievous Familiar Scream Track Fake Spurs
怪しげな日記 パーティの趣旨
に沿った首輪
ゴーストの
ホログラム
いたずらっ仔な
使い魔
叫び声の
音声トラック
ニセモノの
拍車(はくしゃ)

On her way to the party, Valerie spotted the Detective entering the Hotel. Trouble quickly emerged. A dangerous human has somehow infiltrated the monster-only party. Valerie seized her chance. She will help the Detective track down the intruder to gain entry to the gathering.

Goal: Find the intruder.
Chapter 1

第一章
パーティーへ向かうバレリーの目に留まったのは、ホテルに足を踏み入れようとしている刑事だった。すわ、厄介ごとが急浮上。危険な人間が、何かしらの手段を講じ、モンスター限定のパーティーに潜入したらしい。バレリーがこの好機を逃すわけもなし。彼女は侵入者追跡のために入場許可が下りた刑事に便乗するつもり満々だ。

ゴール:侵入者を探せ。
She will help the Detective track down the intruder
彼女は刑事が侵入者を追跡するのに便乗するつもりだ
※実は英語のhelpは、目的語の人物の行動に追随してさえいれば、助ける気持ちが伴っていなくとも使える。
バレリーは手伝いを建前に、パーティー会場に入りたいだけ。ここでの意味は、刑事に「協力」ではなく、刑事に「便乗」である。
 
But everyone in the Hotel has supernatural senses, and no one noticed the intruder until now. How did he disguise himself? Detective
刑事
とは言え、ホテルにいる奴らはみんな超常的な感覚を持ってるんだぞ、それがそろいもそろって、侵入者に今まで気付かなかったとはね。どうやって正体を誤魔化したんだ?
Looks like we'll have to rely on good old-fashioned detective work. Keep your eyes peeled. こりゃあ、古き良き時代の捜査手法に頼るしかなさそうだぜ。目をかっぴらいて何一つ見逃すなよ。
[A SENSITIVE MONSTER]
Examine the Suspicious Diary. - Explore the Monster Hotel.
106-1 ①
[デリケートなモンスター]
怪しげな日記を検分せよ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
💬勝手に日記読まれたら、そりゃあ怒るよなぁ。
タイトルのsensitiveはそういう意味で「デリケート」ってことかな?
Any human who could sneak into a monsters-only party must be one smooth operator. Probably thought he could blend in by pretending to be one of them. But, there's always a tell, just like in Poker. That diary, for example. Doesn't it look out of place? Valerie

バレリー
モンスター限定のパーティーに忍び込める人間がいるなんて、よっぽど抜け目ない奴だってことよね。きっとモンスターのフリをすれば、紛れ込めるって考えたのよ。けど、そういうのって隠してても出ちゃうものでしょ、ポーカーで素振りから手の内がバレちゃってるみたいに。ほら、例えばあの日記とか。ちょっとこの場から浮いてる感じがしない? ・smooth operator:人の心を巧みに操る人 ※いい意味にも悪い意味にも使うスラング。世渡り上手/処世術に長けた/したたかな人など。穏やかに他人を操るタイプを指し、恫喝系ではない。
・a tell:不意の仕草に出ること※もとはポーカー用語。何度もカードをチェックするなど、仕草などに手の内が出ること。この意味でだけは名詞。

★Amun アムン:エジプトの主要神の一柱。エジプト神話では蠍ではないが、このミイラが単にエジプトの神の名前を蠍につけただけだろう。
The diary reads, "A scorpion settled between the bandages. I named it Amun." What does that mean? Uh oh! A mummy's come by to reclaim it. A real mummy! You'd need an Egyptologist to decipher this thing. 日記にはこうあるわ、「一匹の蠍(さそり)が包帯の隙間に住み着いた。俺はそいつをアムンと名付けた。」ですって。なにコレ、意味不明じゃない?ヤバっ!ミイラ男がそれは俺のだって言ってこっちに向かって来てる。うわお、ホンモノのミイラ!うー、こういう代物をマジで解読しようと思ったら、エジプト考古学者が要るんじゃ…。
[PEAK PREPARATION]
Find the Thematic Collar. - Explore the Monster Hotel.
106-1 ②
[最高にキメた自己演出]
パーティの趣旨に沿った首輪を探せ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
peak:絶頂の、最高潮の
※狼男が一人で盛り上がってギラギラの恰好をしていることを指している
I'd bet our suspect disguised himself as a party guest. When I first got here, I noticed one of the werewolves' collars stood out from the others; stuck out like a sore thumb, to be honest. Help me find it? Detective

刑事
賭けてもいい、容疑者はパーティーの招待客に変装したのさ。最初俺がここに着いた時、狼男どものしてる首輪の中にひとつ、目に付いたのがあってな、なんか浮いてたんだよ;率直に言うと、悪目立ちしてたっつーか。そいつを探すのを手伝ってくれないか? stick out like a sore thumb:悪目立ちする
※文字通りの意味は「腫れた親指みたいに目立つ」。ケガした親指は他の指より目立つから。stuckはstickの過去形

(下段)
gaudy(ゴーディ):下品でけばけばしい
💬気合入れた首輪をゴーディとけなされた挙句に、毛皮を引っ張られるとか…。刑事は狼男に殴られても文句言えないと思う。
Thanks. That's the collar. But would a real werewolf wear something this gaudy? Yikes. He looks offended we don't appreciate his fashion sense. Fur's real, though. I tugged it to make sure. Now he's snarling at me. Sorry, big guy. Just going to back away slowly... サンクス。それだ、その首輪。しっかし、まともな狼男なら、こんなけばけばしいモンを身に着けるかねぇ?ヒェッ。お怒りのようだぜ、このファッションセンスの良さが分からねえのかとよ。あー、毛皮はホンモノ、だな、うん。確認のため引っ張ってみたんだ。ゲッ、今度は俺に向かってグルルㇽと唸ってんじゃねえか。すまんな、デカブツ君。おい、この場から退散するぞ、ゆーっくりだ、ゆーっくり…。
[THE GHOST OF SCIENCE]
Find the Ghostly Hologram. - Explore the Monster Hotel.
106-1 ③
[科学者ゴースト]
ゴーストのホログラムを探せ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
A man of science:科学者
A cursed human at a monsters-only party is a disaster waiting to happen. If the guests come into contact with him, they could contract the curse themselves! I saw a ghost here earlier who wasn't very convincing. Let's see if we can find it. Shaad

シャード
モンスター限定のパーティーに呪われた人間が紛れ込んでいるなんて、大惨事が起きるのも時間の問題でしてよ。招待された方々がうっかりがその男に触れでもしたら、触れた者に呪いが降りかかりかねないではございませんか!わたくし、先ほどここで存在根拠の疑わしいゴーストを見かけましたの。きちんと存在しているのか確かめてみませんこと? contract 病気/呪い:_に罹る
※強く結びつくというラテン語から来ている。契約するのcontractと同じだが、この意味では悪いものにしか使わない。

convincing:納得がいく、根拠がある
💬そもそもがゴーストって存在が曖昧な存在なのに、ゴーストである根拠が疑わしいゴーストっていうのが、矛盾してるような、してないような…(笑)
This ghost is fake. It's a holographic projection. The source of the hologram is a real ghost, though. Turns out, the spirit in question loves attention, and wanted to appear in several places at once to increase his popularity with the other partygoers. このゴーストは偽物。ホログラム映像ですわね。とは言え、ホログラムの出処はホンモノのゴーストでしたけれど。なんとまあ判明してみれば、当の本人たる幽霊は、注目を浴びたいとの熱意が高じ、数か所同時に出現してみせたかったのだとか、他のパーティー参加者のウケを狙ってのことだったと…。
[A CAPRICIOUS ASSISTANT]
Find the Mischievous Familiar. - Explore the Monster Hotel.
106-1 ④
[気まぐれな助手]
いたずらっ仔の使い魔を探せ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
 
A human wouldn't be able to stay under cover here for long. Everyone figured out right away that I wasn't a real witch, despite my authentic costume. By the way, one "witch" who commented brought a very naughty familiar. As in, totally untrained. Want to check it out? Valerie

バレリー
ここで人間がそんなに長い間正体を隠したままでいられるはずがないわ。だって私なんか、誰にもかれにもすぐさまホンモノの魔女じゃないって見破られちゃったんだもの、正真正銘魔女の衣装なのにぃ。あ、「魔女」といえば、そう言ってきた魔女の連れてた使い魔が、随分やんちゃな仔だったのよね。あー、言うなれば、全く躾けられてないっていうか。確かめてみない? as in:っていうか ※前のセリフを別の言葉で言い直す時に使う

by the way:あ、魔女と言えば…
※by the wayは直前に出した話題から連想して、話が逸れる時に使う。文字通り[by the way 話が横道に]という意味なので、通常、なにかしらきっかけになる話題が必要。日本語の「所で」とは違って、完全な話題転換ではない。

ghoul グール:コーランにも出てくるアラビアの人喰いモンスター。霊廟に住み着いていて、最後に食べた人間の容姿になるらしい。
That witch's familiar stole a ghoul's earring! It would have listened if she was a real witch, right? Maybe not. She claims she only recently summoned it, and hasn't had time to train it yet. The Detective has confirmed her side of the story. あ、ほら、あの魔女の使い魔よ、グールのイヤリングを盗んだの!本当に魔女なら、その使い魔はちゃんと言うことを聞くはずじゃない?ホンモノじゃないのかも。当人の申し立てによれば、つい最近召喚したばかりだから、躾ける時間がなかっただけだって…。刑事さんは彼女の言い分を認めたわね。
[A REASONABLE APPROACH]
Find the Scream Track. - Explore the Monster Hotel.
106-1 ⑤
[合理的アプローチ]
叫び声の音声トラックを探せ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
 
All this fuss over one measly human! Still, he's an intruder, and is infected with a curse. We have to find him. Look, something almost just rolled into the fireplace. What is that? A recording device? Did someone drop it? Let's check it out. Detective

刑事
たかが人間ひとりを巡って、大した騒ぎようだな!それでも、奴は不法侵入者で、しかも呪い持ちだ。見つけ出さないことには話にならん。おい見ろ、危うく何かが暖炉に転がり込みそうだったぞ。なんだ、ありゃ?レコーダーだと?誰かが落っことしたのか?調べてみようぜ。 measly(ミーzリ):矮小な、ちっぽけな ※口語の悪口

(下段)
Or, maybe not.
と思ったら、どうも違いそうだな。
※前の自分の発言「小道具か?」を自分ですぐさま引っ込めている。orはそういう時の訂正にも使う。

banshee バンシー:アイルランドに伝わる妖精の一種。身内に死人が出る凶兆として、壮絶な泣き声とともに現れる。
Hmm. Strange. It's a recording of a bone-chilling howl. Maybe part of someone's disguise? Or, maybe not. As soon as I picked it up, a banshee snatched it out of my hands, claiming it was hers and that she brought it because she has a cold. うーん。なんだこりゃ。録音されてんのは、背筋が凍るような叫び声だ。ひょっとして、誰かさんのなりすまし小道具か?と思ったら、どうも違いそうだな。拾った途端、バンシーが俺の手からひったくって行きやがった、これは自分のモンで、風邪を引いてるから持ってきたんだとよ。
[GREAT JOB!]
Investigate the Fake Spurs. - Assemble the "Catching the Mole" collection.
106-1 ⑥
[お見事!]
ニセモノの拍車(はくしゃ)を調査せよ。-「モグラを捕獲せよ」のコレクションを集めよう。
mole:モグラ野郎、潜入者、スパイ ※組織に潜り込んで調査するスパイの比喩
Our human suspect has done a good job remaining undetected at the monster party so far, but I've got a feeling we're getting close. Notice the spurs on the Headless Horseman over there? They're dull. Lend me some artifacts so I can get a closer look. Valerie

バレリー
追跡中の人間容疑者は大した役者じゃない、目下の所、モンスター・パーティーでいまだに炙り出されてないんだから…、でも私、なーんとなく犯人に迫りつつある気がしてるの。ねえねえ、気づいた?向こうに首無し騎士がいるでしょ、その踵(かかと)に付いてる拍車(はくしゃ)。ずいぶん鈍(なまく)らって言うか、碌(ろく)にトゲトゲがないのよねー。もっとよく見えるように、アーティファクトをいくつか貸してちょうだい。 spurs 拍車(はくしゃ):馬に乗る人がブーツの踵につけているトゲトゲ。馬にスピードを出させる際、馬の腹を蹴るのに使う。
日本語の慣用句「拍車をかける」の拍車はコレのこと。
・dull(ダル):刃物などが鈍らの、研がれていない

Dullahan(デューラハーン) デュラハーン:アイルランドの伝承に出てくる首なし騎手。真っ黒な馬に乗り、真っ黒な鎧を身に着け、小脇に自らの頭を抱えている。不吉の象徴のような存在。
💬人間がデュラハーンに化けるって可能なのか?だって、首が載ってる状態じゃあ、首無しって言えないじゃん?首が取れたら、それはもう、人間じゃなくね?
Your artifacts' glow revealed the truth. The Horseman's spurs were nothing more than cheap, plastic props. The real Headless Horseman's would be sharpened steel. This must be our intruder! Grab him! あなたのアーティファクトの輝きが真実を暴いてくれたわ。この騎士の拍車ったら、安物のプラスチック製小道具以外の何物でもないじゃない。ホンモノのデュラハーンのなら、もっとシャープに研いであるはずでしょ。こいつが侵入者よ!捕まえて!
 
Alright! You got me. Yes, I'm human. But that doesn't mean I'm not also the Headless Horseman! Let me explain. Max O'Fhobia
マックス=
オーフォビア
オーライ!降参だ。そう、僕は人間さ。しかし、だからと言って僕が伝説のデュラハーンでないとは言いきれないだろ!弁解くらいはさせてくれ。 you got me:お手上げだ、降参だ ※すっかり騙されたとか、さっぱり答えが分からない時とかの回答
《explainとexcuse》
似ているようで、スタンスが全然違う。主な違いは悪意の自覚があるかないか。
・explain:弁解する、言い訳をする
※悪いことをした自覚はある。その上で状況を説明して、共感を促すこと。情状酌量を求める時に使う。←Maxのセリフ
・excuse:誤解だと弁明する、言い逃れをする
※悪いと思っていない、あるいは自覚がない。無罪を主張する場合に使う。←シャードのセリフ
💬Maxは罪を認めてるからexplainで情状酌量を求めようとしたのに対し、シャードは言い逃れするなとばっさり。きっついなぁ…。
Save your excuses. Your scent is human, and the Horseman is a demon. We've got a whole dossier on him. Shall we read it to you? Shaad
シャード
言い逃れは結構。お前からは人間の匂いがします、デュラハーンは人間ではなく悪魔でしてよ。ここにデュラハーンについての顧客カルテがあります。一緒に読み上げてみませんこと?
Guest Dossier: The Headless Horseman

Traits: carries a transmissible curse;
the Horseman's personality changes with the era. Always clarify his preferences!

Possible topics for conversation:
- Era of birth
- Name of horse (maybe: Tim?)
- Preferred pillow temperature

Important: Never ask about the curse. It upsets
him.

招待客カルテ:首無し騎士デュラハーン

特徴:伝染性の呪い持ち;
デュラハーンの個性や振る舞いは時代に応じて変化する。その都度好みを確認せよ!

会話に向け話題になり得るもの:
―生まれた時代
―騎馬の名前(ティムとかかも?)
―好みの枕の温度

重要:決して呪いについて訊ねてはならない。動揺させること必至。
・dossier(シエィ):誰かについてを調べた身上書、調査書。ここでは顧客について分かっていることを記載した顧客カルテ。フランス語なので、発音が変則。

・personality:こういう場合はこういう態度を取るなど、その人の行動パターンとかスタンスとしての性格。状況に応じて変わることがあるもので、生来の気質とはちょっと違う。表に見えている、あるいは意図的に見せている特徴であり、日本語のキャラに近い。
*characterは、道徳観や盗癖など、その人の「核」となる生来の気質で、相手によって変わったりはしない。

💬ホテルスタッフが顧客に合わせた対応ができるよう、各顧客に用意されてるっぽいな。
これがあるってことは、デュラハーンは顧客だったことがあるってことだよね?
Oh, I get it now. You're the one carrying the curse.
itが指しているのは、次のYou're the one...の文。
I get it now:そういうことですの。※ようやく合点がいった、ピンと来た、という意味。

But why sneak into the party?
とすると、このパーティーに忍び込んだ動機は?
※このButは本題への話題転換。核心となる内容があとに続く。
Butの役割は「かけ離れた話題をつなぐ」
➀逆説
➁意外な結論への転換
➂本題への転換←今回のBut
➁➂はあまり辞書に載らないが、口語ではよく使う。
Oh, I get it now. You're the one carrying the curse. But why sneak into the party? Tell us everything. Shaad
シャード
ああ、そういうことですの。その呪いを帯びている当事者が、他でもないあなただと…。とすると、このパーティーに忍び込んだ動機は何かしら?皆まで語って頂きますわよ。
Please. You must listen to my story.
頼むよ。どうかどうか、僕にまつわる物語に耳を傾けてはくれまいか。
※このmustは命令ではなく懇願。強い祈りが込められている。

《類似表現の比較》
*You must:どうしてもそうしてもらわないと困るという切迫感がある懇願。断りづらい申し出。
*You should:切迫感はなく、良ければそうして欲しいという要望。お勧めとかにも使う。断りやすい。
*You have to:状況的にそうせざるを得ない。話者の意向は関係なく、相手の状況を伝えているだけ。非感情的。
I came here to get rid of my curse. I thought someone here might be able to lift it for me. Please. You must listen to my story. Max O'Fhobia
マックス=
オーフォビア
僕がここに来たのは、呪いを解くためだ。ここになら、それができる者がいるかもしれないと思ってね。頼むよ。どうかどうか、僕にまつわる物語に耳を傾けてはくれまいか。

106-1 【Catching the Mole モグラを捕まえろ】
Suspicious Diary Thematic Collar Ghostly Hologram Mischievous Familiar Scream Track Fake Spurs
怪しげな日記 パーティの趣旨
に沿った首輪
ゴーストの
ホログラム
いたずらっ仔な
使い魔
叫び声の
音声トラック
ニセモノの
拍車(はくしゃ)

Prologue プロローグ
Chapter 1 第一章
Chapter 2 第二章
Chapter 3 第三章
Chapter 4 第四章
Chapter 5 第五章
Post Quest おまけクエスト

106-2 【Sudden Curse 突然の呪い】
Entertainer's ID Papier-Mâché Pumpkin Neck Scarf Symbol Sketch Shaman's Amulet Queen's Boutoniere
エンターテイナー
の身分証
パピェィ・マシェィ
のパンプキン
ネッカチーフ シンボルの
スケッチ画
呪術師の護符 女王のブートニア

We discovered the infiltrator. He is a human disguised as the Headless Horseman, lurking among the monsters, demons, and ghosts at the party. His plastic spurs gave him away. But who is he really, and why did he sneak into the party? We have to learn his true intentions.

Goal: Listen to Max's story.
Chapter 2

第二章
我々は潜入者を発見した。デュラハーンに扮した人間が一人、モンスター・悪魔・ゴーストに紛れてパーティーに潜んでいた。乗馬靴に付いた拍車がプラスチック製だったことでその正体が露呈したのである。しかし、まだ肝心なことが分かっていない;彼は本当は何者で、なぜパーティーに忍び込んだのか?我々が探るべきは、その真の目的だ。

ゴール:マックスの身の上話を聴こう。
give 秘密 away:秘密を漏らす、露呈する

someone's story:誰それの身の上話 ※その人の背景を形づくっている苦労話とかを指す。storyと言われる話には、通常それなりのボリュームがある。童話とか創作的なお話はtale
[A GUEST FROM THE FUTURE]
Find the Entertainer's ID. - Explore the Monster Hotel.
106-2 ①
[未来からの訪問者]
エンターテイナーの身分証を探せ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
💬実は下界シティは全般的に19世紀くらいなんだ、だからMaxの20世紀後半は未来にあたるんだよ。
I came here in search of a cure. I never meant to crash your party, only to... forget it. My name is Max. I can prove it. My ID is around here, somewhere. Shoot. Where did it go? Max O'Fhobia

マックス=
オーフォビア
僕がここまで来た理由?治療法を探すためさ。決して君たちのパーティーをぶち壊す意図はなくて、ただ…、いや、いい、忘れてくれ。僕の名前はマックス。証明できるよ。僕の身分証が確かこの辺にあるから。しまった。どこにやったっけ? only to... forget it.:ただ…、いや、いい、忘れてくれ。
※何かを誤魔化したようなフレーズ。注意を引くための演技なのかもしれない。
all the craziness:あれやこれやのバカ騒ぎ ※スラング。ちょっと呆れたようなニュアンスがある

・バレリー:過去の会話から、車やテレビがある時代から来ていることが分かっている。おそらくは20世紀後半。
・刑事:60年代のNYから来たと言っていたが、ちょっと矛盾するっぽい会話もあるので、少し幅はあるかも。いずれにせよ20世紀。
・下界シティ:ほぼ19世紀。大英帝国全盛期のビクトリア時代っぽい。黎明期の自動車・電話があり、テレビはない時代。ジュリエットなど他の人々もその時代の人が多い。ちなみにアッパーは全体的に20世紀初頭くらい。
Thank you for finding my Entertainer's ID. I must have dropped it during all the craziness earlier. I haven't quite figured out what era you're from, but I'm from the late 20th century. ありがとう、僕のエンターテイナー身分証を見つけてくれたんだね。さっきのあれやこれやのバカ騒ぎで落としちゃったんじゃないかな。君たちがどの時代の人たちなのか僕にはまだ判断付かないんだけど、僕は20世紀後半から来たんだ。
[A LIFE'S WORK]
Examine the Papier-Mâché Pumpkin. - Explore the Monster Hotel.
106-2 ②
[ライフワーク]
パピェィ・マシェィのパンプキンを探せ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
papier-mâché:元はフランス語で、直訳は「めちょめちょした紙」。紙と糊で固めた中空の張りぼてで、日本の張り子みたいなやつ。入れ物や飾りとして使う。
英米で発音とアクセントの位置が違う。
英:パピェィ・シェィ (フランス語まんまの発音)
米:ペイパー・マシェィ(綴りはpapierなのに読みはペイパー)
I'm cursed now, but things weren't always this bad. I had friends, once. A job I loved. I'm an entertainer. I do holiday parties. My stage name is Max O'Phobia. I even made my own props. Here, look at this pumpkin. Max O'Fhobia

マックス=
オーフォビア
今でこそ呪われちゃってるけど、以前の僕はここまでひどい有様じゃあなかったんだよ、いいことだってあったんだ。昔は友達もいたし。仕事も大好きだったし。僕はエンターテイナーでね。ステージ・ネームはマックス=オーフォビアって言うのさ。小道具だって手作りなんだぞ。ほら、このパンプキンをご覧よ。 I'm cursed now, but things weren't always this bad.
今でこそ呪われちゃってるけど、以前の僕はここまでひどい有様じゃあなかったんだよ、いいことだってあったんだ。
※「いいことだってあったんだ」は、not always badのニュアンスを補足。現在はずっと最悪だと言っている。
💬幸せだったとは言わないところに、ちょっとしたシニカルさと苦労してきたんだろうなというほろ苦さを感じさせますね。

superb:実に見事な ※最初から最上級の形容詞で、non-gradable(比較級とかがない)。意味にveryが含まれているため、veryも付けられない(soはOK)。
💬自分に「so superb」を使っている所に自尊心が滲み出てるよね。
I crafted this papier-mâché pumpkin myself. The detail is so superb, it even fooled the doormen - doormonsters? - here at the Hotel. I was in the middle of performing as the Headless Horseman for my town's Halloween festival when everything changed. このパピェィ・マシェィのパンプキンは僕の作品なんだ。フフン、細部に至るまで実に見事な出来栄えじゃあないか、ここのホテルのドアマンたち―いや、ドアモンスターたちかな?ーですら騙されたんだから。そして…、僕の町のハロウィーン・フェスティバルでデュラハーンを演じていたその最中に、すべてが変わってしまったんだ。
[A CURSED MAN'S SOUVENIR]
Find the Neck Scarf. - Explore the Monster Hotel.
106-2 ③
[呪われた男の置き土産]
ネッカチーフを探せ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
I need to tell you the whole story.
その身の上話を洗い浚い話さないことには始まらない。
※needは必要条件を示す動詞。それしかないという切羽詰まった必然性であり、語りたくて語るのとは違うので注意。お涙頂戴っぽい切り出しで、ここから一気に語り口調になる。
💬日本の講談なら「聞くも涙、語るも涙の物語」と続くだろうね。

I was able to grab his scarf.
僕はとっさにそのネッカチーフを掴んだんだ。
※過去の一回こっきりの成功だとcouldではなく、was able toになる。couldが使えるのは、常にその能力を有していた場合で、再現性が必要。悪魔に襲われるなんて場面はそうそうないので、再現性がない。「とっさにやってみたらできた」という場面ではwas able to。言い換えできない。

I managed to rip it off him
かろうじて僕にできたことと言えば、これをアイツから剥ぎ取ることだけで…
※managed to doは、かろうじて、ギリギリできたという切迫感の現れ。焦りや必死さがある。
If you want to help me, I need to tell you the whole story. As soon as my performance as the Headless Horseman ended, I went back to the dressing room and saw that my real reflection in the mirror was headless, too. Then... he... appeared. I was able to grab his scarf. I put it down over there. I still can't bear to look at it. Max O'Fhobia

マックス=
オーフォビア
もし僕を助けてやろうと思ってくれるなら、この身の上に何が起きたのかを洗い浚い話してしまわないことには始まらない。あれはそう、デュラハーンのパフォーマンスを終えて控室に戻った時のこと、鏡に映る僕の姿まで首無しになっていたんだ。そうしたら…、アイツが…、現れたのさ。とっさに僕はそのネッカチーフを掴んだんだ。向こうに置いてある。僕はいまだにあれを直視できなくって…。
Yes, this is the real Horseman's scarf. I managed to rip it off him while I was defending myself. The demon growled something about a curse while he was attacking me. Then he vanished. The moment he disappeared, I felt a great weight settle over me. そうそれ、正真正銘デュラハーンのネッカチーフだよ。身を護ろうとした際にかろうじて僕にできたことと言えば、これをアイツから剥ぎ取ることだけで…。悪魔は僕を襲いながら、なにか呪いの言葉を低い声で呟いた。そうして、ヤツが消えた瞬間、途轍もない重圧が僕にのしかかったってワケ。
weird(ウィァーd):奇怪な、得体の知れない ※ツチノコとか悪魔とか、いるはずのないものがいるという類の異様さ。
*strange:見たことがないタイプの変な
*odd:周囲から浮いてる感じの変な

now you believe you're cursed?
今度は自分が呪われたとでも言いたいのか
※このbelieveには、お前がそう思ってるだけじゃないのか?という刑事の意地の悪い不信感が出ている。
💬刑事はMaxの講談調の語り口に反発してるんだよね。でも、不気味にも感じてる。引きずり込まれないぞという刑事としての意地が見える。
So, some weird guy attacked you in your dressing room, and now you believe you're cursed? What is the rest of the story, Max? Detective
刑事
つまり、ナニか?楽屋で得体の知れない野郎に襲われたせいで、今度は自分が呪われたとでも言いたいのか?そのお涙頂戴話はどう続くんだ、マックス?
I'm telling the truth.
だから、僕は真実を語ってるんだって言ってるじゃん
※進行形になると、イラっと感がある。刑事の疑念が反映された[believe とでも言いたいのか]というセリフに感情的に返している。
*I tell the truth:僕は真実を語る人間だよ
現在形だと、自分の人間性を冷静に述べているだけで、感情的なセリフではなくなる。

自分のことなのに、
I have the same eyes(僕も同じ瞳なんだ)とは言わず、
my eyes look the same as his(僕の瞳も奴と同じに見える)と他人事のように語る。同じだとは認めたくない気持ちが見える。
💬Maxの語りはどこか自嘲的で、それが悲しい。
I'm telling the truth. His skin was rotten. He smelled dead. His eyes burned with the strangest fire. And now my eyes look the same as his. Max O'Fhobia
マックス=
オーフォビア
だから、僕は真実を語ってるんだって言ってるじゃん。ヤツの皮膚は腐り落ちていた。死臭が漂ってたんだ。瞳は異様な炎で燃え上がってて…。今や僕の瞳も、ヤツと同じになっちゃってるように見えるけどさ。
[THE LAST HOPE]
Examine the Symbol Sketch. - Explore the Monster Hotel.
106-2 ④
[一縷(いちる)の望み]
シンボルのスケッチ画を検分せよ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
 
I have nothing to hide. I need your help. The Horseman's hand showed a strange mark when he touched me. I'll draw it for you. Does this symbol look familiar? Max O'Fhobia

マックス=
オーフォビア
隠してることは一切ないよ。君たちの助けが必要なんだ。デュラハーンが僕に触れたとき、その手には見たことのないマークが浮かび上がってたんだ。描いてみせてあげようか。このシンボルに見覚えはある? Death's-Head Hawkmoth デスヘッド・雀蛾: その名の通り背中に髑髏の模様が浮き出た黄色と黒の毒々しい蛾。ホントにこんな蛾がいるとは…。

if that matters:(重要かもしれないから)一応言っておくと ※必要そうな情報を控えめに付け足す時、文末に使う。このifは条件ではなく仮定。押し付けがましくならないよう謙虚さを出している。
💬Maxの場合は謙虚さというより、まだ人間だと主張したい気持ちを抑えてるんじゃないかな。少しでも悪魔と違う部分を言いたいけど、否定されるのが怖いんだろう。
変わってしまったことを誰より知ってるのはMax自身。でもそれを認めたくない。自分が失われることを心から恐れてるんだよね。
Hmm, you're right. The mark resembles a moth with a skull on its back. I thought it was connected to the curse, but if you've never seen it before, maybe not. It hasn't shown up on me yet, if that matters. ああうん、君の言う通り。このマークは、背中に髑髏(どくろ)模様のある蛾に似てるでしょ。呪いに関係があるのかと思ってたんだけど、君たちが見たことがないのなら、違うのかも…。一応言っておくと、僕の手にはまだそのマークは浮かび上がってないよ──その違いに、どれほどの意味があるかは分からないけどさ。
[A DELIBERATE JOURNEY]
Find the Shaman's Amulet. - Explore the Monster Hotel.
106-2 ⑤
[計画的な旅路]
呪術師の護符を探せ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
 
How did I end up in your City? I was trying to dispel the curse. I visited doctors, fortune-tellers, then finally, even a shaman. He gave me this amulet. Oh, wait. It must've fallen out of my pocket. Can you find it for me? Max O'Fhobia

マックス=
オーフォビア
どうやって君らのシティに流れ着いたのかって?僕は呪いを解こうと、試行錯誤してたんだ。医者の診察を受け、占い師に見てもらい、果てには呪術師まで訪ねてね。その呪術師がこの護符をくれたんだよ。あれ、ないや。ポケットから落っこちちゃったんだな。見つけてくれないかい? How did I end up in your City?
どうやって君らのシティに流れ着いたのかって?
*ended up:紆余曲折を経て、どこかに流れ着く
※物語の冒頭とかにありがちな表現。芝居がかっている。

💬この呪術師、なんだかアヤシイなぁ。なぜシティのことを知ってるんだ?コレクターと繋がってるとかじゃないのか?
The shaman said this amulet was carved from the fragment of a special stone, found only in the City "where the wise know all." It led me here. 呪術師は言ったんだ、この護符は特殊な石の欠片から削り出された、シティでのみ見つかる品で、そここそは「すべてを知る賢者の地」だと。その護符に導かれ、僕はここにいる。





💬Maxの話し方には特徴があります。妙に芝居がかっている一方で、無邪気な子供のような部分がふと顔をのぞかせる時があり、それを行ったり来たりしている感じです。
Maxの本質は「嘘と真実の境界で踊るエンターテイナー」なのでしょう。「可哀想な自分」に陶酔していないと壊れてしまいそうな、危うい脆さが垣間見えます。
When I reached the City, I saw the monsters gathering at the Hotel. Since I was already connected to the supernatural, I followed them in. Max O'Fhobia
マックス=
オーフォビア
シティに辿り着いた時、モンスターたちがこのホテルに集まってるのが目に入ったんだよね。怪異にはもう慣れっこだったからさ、彼らにくっついて行ったんだ。
[AN INNOCENT JUSTIFICATION]
Check the Queen's Boutonniere. - Assemble the "Sudden Curse" collection.
106-2 ⑥
[無邪気な自己正当化]
女王のブートニアをチェックしよう。-「突然の呪い」のコレクションを集めよう。
 
I still feel human, but there's a growing darkness inside me. Even the monsters guarding the door didn't suspect a thing. One even gave me a guest's boutonniere to complement my outfit. Use your artifacts to examine it, if you wish. Max O'Fhobia

マックス=
オーフォビア
僕は今のところまだ人間だと思ってるけど、自分の内部で闇が広がっていくのを感じるんだ。入口を護るモンスターたちですら、疑いを一切持たなかったんだよ。なにしろ、お召し物の胸元にどうぞって、招待客用のブートニアを渡してくれちゃったくらいだし。お望みなら、君のアーティファクトを使って調べてごらん。 💬まだ人間と思ってるって言い方をするってことは、人間ではなくなりつつある自覚もあるってことだよね?

if you wish:お望みなら
※マックスらしい特徴的な言い回し。古風で芝居がかっている。日常会話ではif you wantとかif you'd likeが普通。

※騙したりしていないと言いつつ、マズい真実は黙っていた。
「悪気はなかったんだから、赦されるよね?」というMaxの子供っぽいズルさが見える。これがタイトルの[AN INNOCENT JUSTIFICATION 無邪気な自己正当化]の部分。
Illuminated by your artifacts, the Queen of the Night's boutonniere proved to be genuine. The monsters willingly let me into their party. I didn't deceive them. I was only afraid of what they'd do to me if I told the truth. ね、アーティファクトの光で、この夜を統べる女王のブートニアは正真正銘のホンモノだと分かったでしょ。モンスターたちは彼らのパーティーにすんなり僕を入れてくれたんだよ。騙したりなんてしてない。ただほら、正直に真実を告げたら、僕、どうなっちゃうんだろうって怖かったもんだから…。
Still, something doesn't add up.
それでも、なーんか釈然としないんだけど。
※元は会計用語で、どこか勘定が合わないという意味。
バレリーは、Maxに滲む狡さを直感的に感じている。
(勝手に)は原文にはないが、理解のために補足。

💬覚えていますか?一章の終わりで、Maxは
"Let me explain."
「弁解くらいはさせてくれ。」
と言ってたんです。explainは本来、罪の自覚のある者が情状酌量を求める時に使う語。なのに最後まで聴いてみると、結局は[excuse 言い逃れ]。
誤解させたのはMax。でも自分は騙していないといって言い逃れをしてる。これが彼の狡さであり、話の巧さです。
The monsters mistook Max for one of their own, then caught a human scent, but couldn't locate its source.
Still, something doesn't add up.
Valerie
バレリー
モンスターたちが(勝手に)マックスを自分たちの仲間だと勘違いして、後から人間の匂いを嗅ぎつけたはいいけれど、結局その匂いの元は特定できなかったってワケね。
一応、話の筋は通ってる──それでも、なーんか釈然としないんだけど。
We're not solving this without a sip of witch's brew.
直訳は「この件は魔女の煮出し汁を一口飲まずしては解決しそうもない。」
※地道な聞き込みとかではどうにもならなさそうだと思っての比喩。
💬当初言っていた[good old-fashioned detective work 古き良き時代の捜査手法]をあっさり放棄(笑)この柔軟さが刑事の強みだよね。

But first, we should consult Salem
*consult 人:専門家に意見を聞く
※ここのButも主題への話の転換で逆説ではない。
刑事的にはセイラムの意見はオカルト手法の第一歩。
We're not solving this without a sip of witch's brew. But first, we should consult Salem about the Horseman's curse. Here's what she wrote. Detective
刑事
こりゃ魔女の薬的なオカルト手法にでも頼らない限り、解決しなさそうだな。となるとまずは、デュラハーンの呪いについて、専門家としての意見をセイラムに聞くべきだろ。ほら早速、女王陛下からのお達しだぜ。
Detective!

I sense the Horseman carries with him an ancient and terrible force, a tainted hand that poisons everything it touches and will grip the City in its hatred.
Read: the City is in danger!
Jack and I are on our way to the Hotel. This isn't how we intended to arrive tonight, but showing up at the party in style is no longer our most relevant concern. Be careful
Salem

刑事さん!

私の感じる所では、デュラハーンがその身に宿しているのは、古(いにしえ)の恐ろしい力、触れるモノ全てを毒で侵す汚(けが)れた手です、そしてそれにより、シティはその憎悪の沼に引きずり込まれることになるでしょう。

よくお聞きなさい:シティは存亡の淵にあります!

ジャックと私はホテルに向かっています。今宵このような形で足を運ぶことになるとは思いませんでしたが、パーティーでいかに仰々しく登場するかなど、もはや二の次です。ともかくお気を付けて。

セイラムより
Read:ジャーナリズムなどに使われる特殊な用法で、「ココが肝心」という注目の一文の見出しになる。深読みせず、文字通りの意味に注目せよという命令形。
The curse would be deadly for anyone.
この呪いは誰にとっても致命的なものになりかねない
※普遍的な警告などを示すwould。
文法的には仮定法の一種で、普遍的事実や警告もwouldになる。仮に誰であっても、という普遍的かつ潜在的な可能性・危険性を示しているから仮定法。
*willだと一つの出来事の未来のみを限定する表現になり、anyoneと同居しない。wouldになった途端、ぶわっと範囲が広がる感じがある。

💬端々に見えるMaxの脆さを、シャードは感じてるんですね。ステージの上でしか自分を出せない。それですら演技かもしれない。その悲しさ、危うさがMaxの魅力でもあると思います。

シティの描く人物像は、時に複雑で多層的。そこが面白い。
The curse would be deadly for anyone. Its hatred is far too great. Max is holding onto his humanity by a thread. Shaad
シャード
この呪いは誰にとっても致命的になりかねないほどの代物でしてよ。あれの憎悪はあまりにも強い。マックスは絹糸一本ほどの危うさで、ギリギリ己(おの)が人間性を保っているに過ぎませんわ。
Just before dawn, the curse will reach full strength and turn irreversible. If we don't break it before then, Max and the City are doomed. Salem
セイラム
夜明けの直前に呪いは頂点に達し、不可逆になってしまいます。その時までに呪いを解かなければ、マックスとシティに待つのは破滅だけでしょうね。

106-2 【Sudden Curse 突然の呪い】
Entertainer's ID Papier-Mâché Pumpkin Neck Scarf Symbol Sketch Shaman's Amulet Queen's Boutoniere
エンターテイナー
の身分証
パピェィ・マシェィ
のパンプキン
ネッカチーフ シンボルの
スケッチ画
呪術師の護符 女王のブートニア

Prologue プロローグ
Chapter 1 第一章
Chapter 2 第二章
Chapter 3 第三章
Chapter 4 第四章
Chapter 5 第五章
Post Quest おまけクエスト

106-3 【Inception of Evil 諸悪の根源】
Trial Record Copy Shadow Play Candle Compass Key to the Living World Curse Chronometer Cursed Brooch
裁判記録の写し 影絵 蝋燭式羅針盤 生ける者の世界
への鍵
精密呪いタイマー 呪いのブローチ

The human intruder, named Max, said he came to the City in search of a way to dispel a curse that was transforming him into a demon. He wasn't just dressed up as the Headless Horseman... he was the Headless Horseman! Could his curse affect the residents of the City? And if so, how much time do we have to break it?

Goal: Learn about a threat to the City.
Chapter 3

第三章
マックスと名乗る人間の侵入者が語ったのは、シティへと来た目的─呪いを解く方法を探すことだった。自らを悪魔へと変貌させつつある、その呪いを。彼はただ首無しデュラハーンに扮していたのではなく…、彼自身が首無しデュラハーンになってしまっていたのだ!この呪いはシティの住民たちへも波及する危険性があるのだろうか?そしてもしそうなら、呪いを解くのにどれほどの時間が残されているのだろうか?

ゴール:シティへの脅威について探れ。

(セイラムのセリフ)
And... of course, I had to put it down somewhere, didn't I?
それであの…、見ての通りなんだけど、私、またしてもそれをどこか置いてきちゃったみたいで…、その、ね?
*of couse:見ての通り(やらかした)、いつも通り(やらかした)。
*I had to:文字通りなら「_せざるを得なかった」だが、ここでは「どうしてもやっちゃうんだよね(またやっちゃった…)」というセイラムの自虐。
*didn't I?:ね、分かるでしょ?という甘えた感じ。
💬一生懸命女王らしく振舞ってたのに、ここで失敗。セイラムは愛すべき「失敗する女王」なのです。照れ隠しが可愛いぞ!

(法律用語色々)
・tribunal(tㇻィビューノゥ):(特定の案件を扱う)法廷 ※military tribunal(軍法会議)など。普通の裁判所はcourt
・stand acused:起訴される ※standは補語を取れる。be acusedでなくstandを使うのは、法廷に「立たされる」という比喩。
*atrocities(ァtスィティーz):残虐行為 ※大抵複数形
・jury(ジュㇼ):陪審員全員 ※crewなどと同じ全員を指す集合名詞
・condemn 人 to 刑罰 for 罪:人に_罪で_刑を宣告する
・damnation(ダmネイション):地獄落ち
[THE HORSEMAN'S ORIGIN]
Find the Trial Record Copy. - Explore the Monster Hotel.
106-3 ①
[デュラハーンの素性]
裁判記録の写しを探せ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
To break the curse, we must understand its origins. Jack and I found a copy of an ancient record: the trial of the very first Horseman, judged by the Halloween Tribunal. And... of course, I had to put it down somewhere, didn't I? Help me find it? Salem

セイラム
呪いを解くなら、その呪いが生まれたきっかけを理解しないことには何も始まらないかと。ジャックと一緒に古代の記録の写しを見つけ出したんです:ハロウィーン法廷で審理された、すべての始まりのデュラハーンに対する裁判記録を。それであの…、見ての通り、私、またしてもどこかに置いてきちゃったみたいで…、その、ね?探すの、手伝ってもらえる?
Thank you for finding this. This copy of the trial record shows the First Horseman stood accused of atrocities so severe they even shocked the all-monster jury. The Tribunal condemned the Horseman to eternal damnation for his crimes. ごめんなさいね、探して頂いて。この裁判記録の写しには、最初のデュラハーンが陪審員をことごとく震撼させたほどの残虐行為で起訴されたと記されています、全員がモンスターで構成されていた陪審員団を、ですよ。法廷はその罪で、デュラハーンに未来永劫地獄落ちの刑を宣告したと。
[DEVELOPMENT OF THE CURSE]
Examine the Shadow Play. - Explore the Monster Hotel with the "Boggarts" anomaly active.
106-3 ②
[呪いの可視化]
影絵を検分せよ。-「ボガート」のアノマリーが有効な状態で、モンスター・ホテルを探索せよ。
 
There is a gap in the records until several centuries later, when a play written for the shadow theater brought the Horseman's tale back to the surface. Watch closely. Jack

ジャック
記録にはかなりの空白期間があり、再び記述があったのは数世紀後、影絵劇のために書かれた戯曲により、デュラハーンの物語が再び表舞台に出た時だ。よく見てくれ。  
The shadows danced, revealing the next chapter of the Horseman's tale: banished from the lands of humankind, he sought the help of a witch. Her spell freed him, on the condition he must pass the curse on to another. ほら、影絵の踊りによって、デュラハーンの物語の次章が明かされたぞ:人間世界を追われた彼は、魔女に自分を助けるよう執拗に迫ったのさ。その呪文で彼は自由を得た…、但し、呪いを他者に引き継がねばならないという条件付きでな。  
 
Thus the Horseman defied his sentence at the Tribunal, and with each transfer of the curse, its dark power grew more destructive. Salem
セイラム
かくして、デュラハーンは法廷での判決に真っ向から背いたのです、そして、呪いを譲渡するたび、その闇の力はより一層、破壊的なものとなっていきました。 defy(デファィ):公然と無視する、真っ向から背く
💬頑張って女王っぽく語るセイラム。頑張れ!
 
How exactly does one pass the curse on? It's not being transferred in a handshake. Max didn't know what was happening until it was too late. Detective
刑事
実際の所、どうやって呪いを他に移すんだ?まさか握手で譲渡されるワケじゃあないだろ。マックスは手遅れになるまで何が起きているのかを知らなかったんだし。
[A GUIDING LIGHT]
Find the Candle Compass. - Explore the Monster Hotel.
106-3 ③
[導きの光]
蠟燭式羅針盤を探せ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
 
Understanding the mechanism of transfer is key to dispelling the curse. Once every hundred years, the Horseman journeys into the world of the living to find a successor. He's guided by a strange artifact: a candle compass. Have you seen one anywhere? Salem

セイラム
呪い譲渡の仕組みを理解することこそが、呪いを解くカギでしょう。百年に一度、デュラハーンは後継者を探すため生ける者の世界へと旅立ちます。それを導くのは変わり種のアーティファクト:蝋燭式羅針盤。どこかで見かけませんでしたか? 💬ここでも女王らしい威厳がでるよう頑張ってますね。

Yet:とは言え…
※Butと違い、情緒的な躊躇いがある。これだけすごいモノだと強調してきたのに、それでも足らないという諦観や悲しさみたいなのが滲む。
Excellent. You found the Horseman's candle compass. A century is long enough for any soul to forget how to return to the world of the living, but this light always guides him back. Yet the candle's magic isn't strong enough to contain the curse. まあ、お見事。デュラハーンの蝋燭式羅針盤を見つけてくれたのですね。百年の時はあまりにも長く、如何なる魂でも生ける者の世界へと戻る方法を忘れてしまうほどですが、この明かりは常に帰る道を示してくれるのです。とは言え…、この蝋燭の魔力は呪いを封じ込めるほど強力ではありません。
[THE COVETED DOOR]
Examine the Key to the Living World. - Explore the Monster Hotel.
106-3 ④
[切望された扉]
生ける者の世界への鍵を検分せよ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
covet(ヴィt):他人の物を強く欲しがる ※ラテン語から来ていて固い
I learned something else about the curse that might help us break it. The Horseman possesses an amulet that can open the gateway between the worlds. It looks similar to this. Jack

ジャック
他にも呪いを解く助けとなるかもしれない情報を探り当てたんだ。デュラハーンは二つの世界の境界を閉ざす扉を開けられるアミュレットを所持している。これと似たような外見をしているはずさ。  
This is my own key to the living world. The Horseman uses a different one. His amulet is delivered by the witch's raven once every hundred years. Without it, he cannot return to pass the curse on to someone else. But the amulet's magic isn't strong enough to contain the curse, either. これは僕の持つ生ける者の世界への鍵でね。デュラハーンは別の鍵を使っている。ヤツのアミュレットは百年に一度魔女の大鴉によって届けられるんだ。これなくしては、誰かに呪いを移そうにも、現世に戻ることが叶わない。しかし、このアミュレットの魔力もまた、呪いを封じ込められるほどには強くないな。  
[MEMENTO MORI]
Find the Curse Chronometer. - Explore the Monster Hotel.
106-3 ⑤
[メメント・モリ(終焉のさだめを忘るること勿れ)]
精密呪いタイマーを探せ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
★Mement mori メメント・モリ:ラテン語から来ている。直訳は「死を思い出せ」。人は死ぬ宿命にあることを忘れるなというような意味で、墓碑とかにもよく刻まれる。
Jack and I have devised a plan to give us more time to dispel the curse. We enchanted a chronometer to count down until the exact moment the cursed one crosses over into the demon realm. Can you get it for us? Salem

セイラム
ジャックと私で、呪いを解くための時間を稼ぐ方法も練ってみたの。呪われた者が魔界へと渡るその瞬間まで、正確な時を刻む精密タイマーに魔法をかけたのよ。取って来てもらえる? ★chronometer(クㇿマター) 精密時計:普通の時計よりずっと正確に時間を計測できる器具。大航海時代には緯度経度を計算するのに不可欠だった。
Thanks. According to this chronometer, Max doesn't have much time left before he is forced to return to the demon realm. But this is no ordinary timepiece: it can slightly slow the passage of time. And tonight, every second counts. ありがとう。この精密時計によると、マックスが魔界へと強制的に連れて行かれてしまうまで、あまり時間が残されていないわね。けど、これはまったくもって普通の時間計測器具ではないのよ:なんと時間の流れをわずかに遅らせることができるの。何しろ今夜は、一分一秒が惜しいから。 every second counts:一分一秒が重要である、一秒が惜しい
Max needs us!
マックスは私たちがどうにかしてあげなくちゃ!
※「絶対見捨てられない!」という感情的に切迫した場面でよく使われる表現。

そもそもneedは単なる必要条件ではなくゴールに向かう気持ちを含む語だが、特に「need 人」は人がいないと主語が成り立たないという強い依存関係を示し、感情的な側面が強くなる。
・I want you:単なる欲求であり、youなしでも生きてはいける
・I need you:youなしでは生きられないという切迫感がある

💬とってもバレリーらしいセリフ。悪い奴っぽくても、見捨てられないんだよね。
Max needs us! Martha told me curses can be passed through objects, like a mirror, a portrait, or maybe something else. Let's look around. Valerie
バレリー
マックスは私たちがどうにかしてあげなくちゃ!マーサが教えてくれたの、呪いは鏡とか、肖像画とか、もっと別のものかもしれないけど、とにかく何かモノを介して移すことをができるんだって。ざっと周りを探してみましょうよ。
[THE CRUEL TRUTH]
Illuminate the Cursed Brooch. - Assemble the "Inception of Evil" collection.
106-3 ⑥
[残酷な真実]
呪いのブローチを照らせ。-「諸悪の根源」のコレクションを集めよう。
 
Ugh, I'm hideous! I can't hide it any longer. The last Horseman told me the curse is transferred through the witch's brooch. I still have it. Let me show you. But please protect yourself with your artifacts first. Max O'Fhobia

マックス=
オーフォビア
うぅ、この姿のなんと悍(おぞ)ましいことか!もう隠すこともできやしない。前のデュラハーンに告げられたんだ、呪いは魔女のブローチを介して譲渡されるって。まだ持ってるよ。見せてあげる。でもまずはアーティファクトで自分の身を護っておくれ。 hideous(ディァs):見るも悍(おぞ)ましい ※怪物などに使う。フランス語の恐怖から来ていて、hideは関係ない。発音注意。
ちょっと芝居がかったセリフ。
The brooch bloomed with the artifacts' light, revealing the pain, rage, and fear of every soul who bore the curse. I kept it stowed away with my stage props. Now, I regret coming here. アーティファクトの光に照らされたブローチが、花のように綻ぶ、それで露わになったのは、呪いを受けた者一人一人の魂の痛み、怒り、そして恐怖だ。舞台小道具と一緒にしまい込んでおいたのさ。今になって、ここに来なければよかったと後悔してるよ…。 stow 物 away:物を箱などにしまい込む







But Max,
ふざけるなよマックス、
※このButは苛立ちを表している。お前の言い分なんか知るか!という感情的な切り返し。
But Max, why hide the brooch? Were you planning on passing the curse on to someone here, to spare someone from your own world? Detective
刑事
ふざけるなよマックス、どうしてブローチを隠してた?お前はここの誰かに呪いを移しちまおうと企んでたのか?自分の世界の誰かに移すくらいならってか?
 
Yes, until I realized I couldn't do that to the good people - and monsters - here. The brooch is too dangerous. Jack gave me this letter. Max O'Fhobia
マックス=
オーフォビア
ああそうさ、気付いてしまうまでは、そう思ってたさ、でもここの善良な人たちに―善良なモンスターたちにだって―そんなことできやしない。このブローチは危険すぎるだろ。それでジャックがこの手紙をくれたんだ。
Jack,
Max broke the hundred-year rule and tried to pass the curse on early. This destabilized the brooch. Now, its eternal evil is on the verge of breaking loose and spreading throughout the City.

The brooch must be destroyed. Doing so will free Max, too, but only if he sacrifices the thing he loves most.

Martha

ジャックへ、
マックスは百年の掟を破り、時が満ちる前に呪いを移そうとしていたのね。そのせいでブローチの安定性が崩れてしまったのよ。シティは存亡の淵にあります、永劫に滅することなき害悪が、軛(くびき)を解かれ、今にもシティ中に広がらんとしているのです。

ブローチを破壊するよりほかに道はありません。そうすればマックスも自由の身になるけれど、それは、彼が最も愛するモノを犠牲にすることでしか叶わないわ。

マーサ
《forever, endless, eternalの違い》
・forever:永遠の ※ここから先ずっと続くという時間的な連続性がある。愛とか時間とかと相性がいい
・endless:終わりのない ※foreverより連続性は弱いが、先の見えない広がりがあって、まだ動きが感じられる。砂漠とか作業とかと相性がいい
・eternal:永劫の ※時間の枠から外れているという意味で、動きがない。死とか虚無とかと相性がいい

なのでeternal evilには、「始まりも終わりもなくずっとそこにあり続ける概念としての悪」のような静謐さがある









Maybe.
(慈悲に値)するかもしれない、しないかもしれない。
💬憤る刑事、同情するバレリーに対し、ジャックはMaxに対する立場を保留しているんですね。基本的にジャックは何に対しても淡々としています。彼が感情を動かすのは愛するセイラムのことに対してのみ。とても性格が出ていますね。
Martha's contacts in the subtle spheres told her that destroying the brooch is the only way to break the Horseman's curse. Jack
ジャック
精神世界に住まう助っ人からマーサが告げられた話によれば、ブローチを破壊することがデュラハーンの呪いを解く唯一の方法だと。
Does Max deserve mercy? Maybe. But right now, destroying the brooch is our priority. Let's prepare the ritual. さて、マックスは慈悲を受けるに値するかねぇ?するかもしれない、しないかもしれない。まあ、目下の所は、ブローチの破壊が最優先事項だな。儀式の準備をするとしよう。

106-3 【Inception of Evil 諸悪の根源】
Trial Record Copy Shadow Play Candle Compass Key to the Living World Curse Chronometer Cursed Brooch
裁判記録の写し 影絵 蝋燭式羅針盤 生ける者の世界
への鍵
精密呪いタイマー 呪いのブローチ

Prologue プロローグ
Chapter 1 第一章
Chapter 2 第二章
Chapter 3 第三章
Chapter 4 第四章
Chapter 5 第五章
Post Quest おまけクエスト

106-4 【Goodbye, Darkness! 闇よ、さらば!】
Funeral Bells Bloody Thread Lantern of the Lost Poisoned Apple Bottled Voice Complete Conjuration
葬送の鐘 血濡れの糸 失われし者の
ランタン
毒林檎 瓶詰の声 完成した召喚術

Turns out Max was hiding a crucial detail. The Horseman's curse can be lifted by transferring it to another person through contact with a special brooch. But in doing so, the rest of the City would be exposed to the curse, too. Our only choice is to destroy it.

Goal: Destroy the brooch.
Chapter 4

第四章
なんとマックスはとんでもない情報を隠していた。デュラハーンの呪いは、特殊なブローチを介して別の人間に譲渡することによって解くことができると言う事を。しかしその行為は、シティ全体─直接ブローチに関与しない人々─にまで呪いが波及する危険を孕むものだった。我々に残された唯一の選択は、ブローチを破壊することのみである。

ゴール:ブローチを破壊せよ。
the rest of the City
(直接ブローチに関与する人々を除いた)残りのシティ全部
※the restは、ある条件から外れた「残り全部」のことで、一部を除いたほとんどということもある。
ブローチに関与した人が呪われるのは想像に難くないが、そうでない人たちも危ないということ。

one と the othersの対比では1つとその他だが、the restの場合、「2つ3つと残り全部」でも、「1つと残り全部」でも、はたまた「the restが1つだけ」でも構わない。常に「ある条件を満たしたいくつか」との対比になるため、必ずtheが付き、漠然とした全部のため不可算名詞で複数形にならない。
[THE FIRST GHOST]
Find the Funeral Bells. - Explore the Monster Hotel.
106-4 ①
[元凶の悪霊]
葬送の鐘を探せ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
Only once he lets go of that anger can the brooch be destroyed.
否定語のonlyが文頭に来ると、主文が倒置になる。
但し倒置になるOnlyは副詞句のみで、主語にかかるOnlyは倒置にならない。元の文章は
The brooch can be destroyed [only once he lets of of that anger.] *[]内が副詞句。

let go of anger:(裡に抱える)怒りを解き放つ
※let go of_は手に掴んでいる何かを離す時に使う。
怒りは、日本語では腹の底から湧くものだが、英語では飛来物。外から来た怒りを手に掴まえていたのを、手を開いて逃がすイメージ
《let me goとlet go of me》
・let me go:(精神的に)僕を解放してくれ
・let go of me:(腕を掴まれてる状態で)その手を放せ
(おまけ)
[let the anger go 怒りを解き放て]も表現としてはアリだが、怒りを擬人化した詩的な比喩表現になる。
Before we can perform the ritual to destroy the brooch, we need funeral bells. Good thing the Hotel is full of guests who have all kinds of occult stuff. Can you find us a set of funeral bells? Jack

ジャック
ブローチを破壊するための儀式を執り行うならば、何よりも先ず、葬送の鐘が必要になるぞ。幸いにもホテルにはその手のオカルトアイテムを持つ客で溢れかえっている。葬送の鐘を一そろい見つけて来てくれるかい?
Perfect. These funeral bells will summon the spirit of the first Horseman, whose malice has been feeding the brooch since the beginning. Only once he lets go of that anger can the brooch be destroyed. おお、完璧じゃないか。この葬送の鐘はこの呪いの元凶たる始まりのデュラハーンの魂を呼び出すのさ、事の発端からずっとこのブローチに巣喰っていた悪意の持ち主をね。ブローチを破壊できるのは、そやつが裡に抱える怒りを手放した時だけなのだよ。
[A THREAD FROM THE PAST]
Find the Bloody Thread. - Explore the Monster Hotel.
106-4 ②
[過去の因縁を紡いだ糸]
血濡れの糸を探せ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
 
According to Jack, the ritual to destroy the brooch also requires a bloody thread. I can think of someone at the party who might have some, but we're not exactly on good terms. Can you charm that succubus over there and get us a bloody thread? Shaad

シャード
ジャックによれば、ブローチ破壊の儀式には血濡れの糸も必要なのだとか。わたくし、パーティーでそういうものを持っていそうな方に心当たりがあるのですけれど、あまりいい関係とは言えませんの。あなた、あちらにいるサキュバスを口説き落として、血濡れの糸を手に入れて来てくださいませんこと? can think of_:_に心当たりがある ※直訳は「候補を思い浮かべることができる」
on good terms:いい関係で、仲良しで ※termsには山ほど意味があるが、原義は「区切られた何か」
succubus サキュバス:エロゲーでお馴染みの誘惑の悪魔。魅了されたら最後、めくるめく夜の代償に命を吸い取られてしまうらしい。
💬本来ならサキュバスに魅了される立場の主人公が、口説きに行く羽目になるところがシュール(笑) しかし、どうやって口説いたんだろう?

vengeance(ヴェンジャンs):復讐心あるいは復讐行為
Bravo! This bloody thread symbolizes the bond between the cursed object and the person it controls: a unified strand of memory, pain, and vengeance going back centuries, all bound within the brooch. ブラボー!この血濡れの糸は、呪われた品とそれに操られる者との結び付きを象徴しておりますのよ:遡ること数世紀に及ぶ記憶・苦痛・復讐心を撚り合わせた糸、それがすべてブローチに縛り付けられているのですわ。
[FIRE IN THE FOG]
Find the Lantern of the Lost. - Explore the Monster Hotel.
106-4 ③
[霧の中の炎]
失われし者のランタンを探せ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
 
We're almost ready to destroy the brooch. We just need one more thing: the Lantern of the Lost. It's somewhere in the Hotel. I know because a certain demon can't fall asleep without it. Think you can find it for us? Salem

セイラム
ブローチを破壊する準備はほぼ整いました。あとは一つを残すのみ:失われし者のランタンです。ホテルのどこかにありますよ。それなくしては眠ることのできない悪魔がいる事を存じておりますので。あなたなら見つけて来られるのでは? (Do you) Think you can find it?
あなたなら見つけてこられるのでは?
口語だとよくDo youが省略される。ちょっと挑発的な響きが出る。

the wicked thing:忌まわしきシロモノ
※thingはitemとは違い感情的な色彩を帯びやすい。口にも出したくない何かとか、言わずとも分かるでしょ的「アレ」とか
Nice find! Yes, that's the Lantern of the Lost. Its wan light reveals the brooch's true form, history, and the original rite that created it. Armed with this knowledge, we can finally destroy the wicked thing. 流石ですね!そうです、それこそが失われし者のランタン。その幽かな光が照らし出すのは、ブローチの真の姿に歴史、そして、それが創られし際の最初の儀式なのです。かかる知識にて武装すれば、この忌まわしきシロモノとて、ついには壊滅(かいめつ)せしむることでしょう。
[A DEADLY TREAT]
Find the Poisoned Apple. - Explore the Monster Hotel with the "Night Terrors" anomaly active.
106-4 ④
[致死性の甘味]
毒林檎を探せ。-「夜の恐怖」のアノマリーが有効な状態で、モンスター・ホテルを探索せよ。
 
I read over Jack's notes. Each step of the ritual is listed here, including the use of a poisoned apple. They make punch from those here at the Hotel. I'm a bit squeamish about tainted fruit. Mind grabbing one for us? Valerie

バレリー
ジャックの覚え書きにざっと目を通したの。したらほら、儀式の手順がひとつひとつ書かれてるでしょ、その中に毒林檎の使用についてもあるのよ。ここのホテルではそんなのから炭酸ジュースを作ってるんですって。私、ああいう禍々しい果物って、ちょびっと生理的に受け付けなくって…。ねえ、一個取って来てってお願いしたら、ダメ? ・squeamish(sクウィーミッsh):生理的に受け付けない質(たち)で ※すぐ吐き気を催すほど繊細な人という形容詞。上司に使える程度には上品な表現
・tainted(テインティd):(腐ってるとかで)体に害のありそうな、食べ物飲み物がなんか禍々しい ※ネガティブではあるが上品な表現
・mind doing:_することを嫌がる、迷惑に思う ※mindはsuggestなどと同じく、doingしか取らない動詞。to doは不可。この質問は引き受ける時でも、No(ううん、ダメじゃないよ)と答えることに注意。Yesは嫌だという拒絶になる。
・Sweet!:キャー、すごーい! ※キャーキャー言う感じの女の子っぽい間投詞
・lace 飲食物 wtih 酒・薬:飲食物に酒・薬を少量混ぜる

You found a poisoned apple. Sweet! Sorry, I had to. According to Jack, this apple is laced with the poison of sorrow. The brooch should crack from the inside out as soon as the poison is absorbed. 毒林檎を見つけてくれたのね。やるぅ!ごめーん、しょうがなかったんだもーん。ジャックによれば、この林檎には嘆きの毒がほんのり混ぜられてるのよ。ブローチはこの毒が染み込むとたちまち内側から割れるはずなんですって。
 
To break the curse, I must sacrifice something I love. Well, I love my work as an actor. Should I give it up? Max O'Fhobia
マックス=
オーフォビア
呪いを解くには、僕が大事にしている何かを犠牲にしなければならないのか。んー…、一番大事なモノっていったら、役者っていう仕事だから…。僕は仕事を諦めなくちゃダメってこと?
 
Your growl was so fierce while playing the Horseman, you even made the werewolves jump. Salem thinks your voice will be a worthy sacrifice. Detective
刑事
デュラハーンを演じてたお前の唸り声は、そりゃあもう獰猛そのものだったぞ、なにせそこの狼男どもですら跳び上がったほどだったんだからな。セイラムの読みじゃあ、お前さんの声なら贄(にえ)に値するだろうとさ。
[IT'S ALL UP TO MAX]
Find the Bottled Voice. - Explore the Monster Hotel.
106-4 ⑤
[すべてはマックス次第]
瓶詰の声を探せ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
 
To destroy the brooch, Max must give up his voice... his greatest natural talent. Salem sealed it in a vial, but Max apparently got cold feet and ran off with it. Can you get it back? Detective

刑事
ブローチをぶっ壊すには、マックスが声を手放すしかない…、それが一番の才能と雖(いえど)もな。せっかくセイラムが声を小瓶に封じ込めてくれたっつーのに、マックスの野郎、この期に及んで怖気(おじけ)づいたのか、持ち逃げしやがった。取り返してきてくれるか?  
We have the vial back, but no Max. Did he make a break for it? Anyway, if he wants to continue acting, he'll need to become a mime. I don't have much sympathy. He was planning on passing the curse to one of us! 小瓶は取り返したものの、マックスは戻らずかよ。ビビッて逃げちまったのか?フン、声なしでも役者を続けたいってんなら、今後はパントマイムでもやりゃあいいだろ。同情する気にもならねえ。ヤツは呪いを移そうとしてたんだぞ、俺たちの中の誰かにだ! a mime(マイm):パントマイムをする人。
💬ひゃー、激おこ刑事。バレリーとの温度差がすごい。
 
We're ready to perform the ritual. We don't need Max. We have his voice. Jack
ジャック
儀式の準備は整った。マックスはいなくても構わんさ。あやつの声はもうここにあるのだから。
 
We'll deal with Max later. First, we need to destroy the brooch. Jack
ジャック
マックスについては後ほど対処すればよかろう。今はブローチを破壊する方が先だ。 💬冷静っちゃ冷静だけど、Maxなんてどーでもいいって言う風にも聞こえるなぁ。
[A HARD CHOICE]
Strengthen the Complete Conjuration. - Assemble the "Goodbye, Darkness!" collection.
106-4 ⑥
[苦渋の選択]
召喚術を強化せよ。-「闇よ、さらば!」のコレクションを集めよう。
 
Jack needs our help destroying the brooch. If anything goes wrong, the brooch's evil will spill out and infect the entire City. Let's strengthen the ritual with a few of your artifacts! Salem

セイラム
ブローチ破壊はジャックが担うにせよ、皆さんの助けも必要です。ひとたび不測の事態が起これば、ブローチに封じられし害悪が漏れ出し、シティ全体にまでその毒が拡散してしまうのですから。さ、アーティファクトをいくつか使って、儀式を強化しましょう!  
The artifacts amplified the spell, surrounding the brooch with their radiance. A crack has appeared on its surface...
Oh, no! Max grabbed it!
アーティファクトが呪文を増幅し、その輝きでブローチを取り囲んでいます。ほら、表面に罅(ひび)が浮いて…。
ああ、なんということを!マックス、横から掴み取るなんて!
 
 
I changed my mind. Curse or no curse, I'm nothing without my voice. Max O'Fhobia
マックス=
オーフォビア
気が変わったんだ。呪われていようといなかろうと、声を失った僕なんて、そんなのはもう僕じゃない。
I wish I hadn't dragged any of you into this. I've taken the time to write this confession. Please, read it. そもそもこんなことに君たちを巻き込むべきじゃあなかったんだよ。思い直してこの懺悔の手紙を書いてたのさ。読んでおくれ。 ※原文直訳は「時間をかけて罪の告白を書き記していた」
People and monsters of this City!

I accept my punishment for trying to pass the curse on to you. So, it will be my sole burden to carry, forever. There's no need to pass it on to anyone else. I will be the last Horseman. I cannot give up my voice. Forgive me.

P.S. I would like to remain in the City, if it's alright.

このシティの人々とモンスターたちへ!

僕は罰を受け入れるよ、事実、君たちに呪いを移そうと企んでいたんだから。この呪いはこの先ずっと僕一人で背負うべきものさ。誰にも渡すべきじゃない。僕が最後のデュラハーンになろう。どうしても自分の声を諦めることができないんだ。赦して欲しい。

追伸:僕としてはシティに残りたい─もしも許されるならだけれど。
I will be the last Horseman.
僕が最後のデュラハーンになろう
※文脈にもよるが、口語なのにI willと省略形にならない場合、大抵は話し手の強い意志や決断を表す。

💬最後のデュラハーン!それってなんかカッコいいかも。いや、呪われるのは嫌なんだけどさ。
でも元々デュラハーンって、evil系の中ではかなり人気あるよね。
 
The Last Horseman. A heavy title to bear. But acting is who Max is. I respect his decision. Detective
刑事
最後のデュラハーン、か。そりゃ、ずいぶんと重い二つ名だな。けどまあ、役者こそがマックスの本質だってなら…。俺はヤツの決断を尊重するぜ。



👁Maze of Fear 恐怖の迷宮:2023年のハロウィーンイベントロケ。異界の囚人たちが収監されている。

land a role:役を掴み取る ※landは魚を陸に釣り上げる所から。

💬roleには、舞台で主役とかの役柄と言う意味と、仕事などの役目と言う意味があるが、ここではその2つ両方の意味。
5章でどういうことが分かるよ。
Max will serve his sentence in the Maze, a prison for supernatural offenders. Perhaps, in time, he'll land a new role. Salem
セイラム
マックスは「恐怖の迷宮」で刑に服することになるでしょう、この世ならぬ犯罪者のための監獄にて。ひょっとすると、のちのち新しい役目を得る日が訪れるやもしれません。

106-4 【Goodbye, Darkness! 闇よ、さらば!】
Funeral Bells Bloody Thread Lantern of the Lost Poisoned Apple Bottled Voice Complete Conjuration
葬送の鐘 血濡れの糸 失われし者の
ランタン
毒林檎 瓶詰の声 完成した召喚術

Prologue プロローグ
Chapter 1 第一章
Chapter 2 第二章
Chapter 3 第三章
Chapter 4 第四章
Chapter 5 第五章
Post Quest おまけクエスト

106-5 【New Resident of the City シティの新たな住民】
Urn Cache Twilight Horseshe Unholy Saddle Phantom Whip Summoning Horn Horse Spirit
秘密の骨壺 黄昏の蹄鉄 不浄の鞍 幻影の鞭 召喚の角笛 馬の精霊

We failed to destroy the brooch. Max stopped the ritual because he refused to sacrifice his voice. Instead, he chose to carry the curse forever, and become the last Horseman. He will face punishment for his transgressions, and once his sentence is completed, he agreed to enter Salem's service. We need to help prepare him for his new role.

Goal: Prepare Max.
Chapter 5

第五章
ブローチの破壊は失敗に終わった。自らの声を犠牲にする事を拒んだマックスが、儀式を妨害したためである。その代わり、彼は永遠に呪いを背負ってゆく事を選択し、最後のデュラハーンとなった。かくして己の犯した過(あやま)ちへの罰として刑に服することとなったマックスは、刑期が明けた暁にはセイラム女王へ仕官せよとの命に応じたのである。となると、我々は彼に新しい役割を用意してやる必要があるだろう。

ゴール:マックスの準備を整えよう。
transgression(tㇻンzg'シャン):過ちを犯すこと ※何かしらの掟破りという意味では対象範囲が一番広い語。ちょっと詩的
何のルールを破るのかによって、英語でも日本語でもそれぞれ用語がある。
・sin:神や道徳に対する「罪」(宗教的・倫理的)
・crime:法律上の「犯罪」
・offense:軽度〜中程度の「違反・侮辱」
・breach:契約・約束・信頼などの「掟破り」

face punishment:刑に服す、罰を受け入れる ※faceは真っ向から受け止めると言う意味、よっしゃ来いという覚悟がface。ちなみに日本語の「服(ふく)す」は、粛々(しゅくしゅく)と受け入れるという意味で、対象が喪とか刑とか権威あるしきたり的なものにしか使えない。なので罰に服すとは言えないのである。
[A DISARMED CURSE]
Find the Urn Cache. - Explore the Monster Hotel.
106-5 ①
[無力化された呪い]
秘密の骨壺を探せ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
Max must atone for what he did. He's already taken the first step. His resolve weakened the brooch. But its power still needs to be sealed away. Can you find the urn here? Salem

セイラム
マックスは自らの行いを償わねばなりません。その始めの一歩はすでに踏み出しています。彼が覚悟を決めたことにより、ブローチは弱体化しました。しかし、弱くなったといえどもその力は封印する必要があるでしょう。ここで骨壺を探していただけますか? urn:骨壺 ※骨壺とは限らないが、大抵は骨壺を指す。蓋付きの大きな甕のこと。
Thank you! This magical urn cache will safely contain the brooch's evil. Alas, Max will always feel his connection to it, but once it's buried, no one else will ever be able to find it. ありがとうございます!魔法のかかったこの秘密の骨壺なら、ブローチに内包された害悪をしっかりと封じ込めることができますね。ああ哀しい哉(かな)、不幸にしてマックスはこれからもずっとその害悪との結びつきを感じ続けることでしょう、けれど、壺を埋めてしまえば、誰も見つけることは叶いませんから。  
[SUPERNATURAL PROTECTION]
Find the Twilight Horseshoe. - Explore the Monster Hotel.
106-5 ②

[この世ならぬ護り]
黄昏の蹄鉄を探せ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
 
Salem has offered to take Max in once he finishes his sentence in the Maze. He'll spend the rest of his life serving the residents of this City, but he'll be taken care of. I'd like to give him something. Can you bring me a Twilight Horseshoe? Jack

ジャック
セイラムが申し出てくれたのだよ、マックスが「恐怖の迷宮」での刑期を終えたら、その身柄を引き受けてくれるとね。今後、彼は残りの生涯をこのシティの住民たちへの奉仕に費やすことになるが、きちんと世話はしてやろう。彼にはイイモノを進呈したくてね。黄昏の蹄鉄を取って来てくれるかい? I'd like to give him something.
彼にはイイモノを進呈したくてね。
※somethingはちょっとした何かとか、ちょっとイイモノとかを指すことがある。ただの何かではない。
Thanks! I enchanted this horseshoe for good luck and left it here at the Hotel ages ago. I'll make four more, using this one as a template. Max is a Horseman, you know. He'll need a trusty steed. やあ、手数をかけたね!この幸運の蹄鉄は、ずいぶん前に僕がまじないをかけてこのホテルに置いておいたのさ。これを見本にもう四つ同じものを作るつもりでね。君も知っての通り、マックスは馬を駆る首無しデュラハーン。なれば立派な騎馬が要るのは必定ではないか。  
[MYSTICAL CARE]
Find the Unholy Saddle. - Explore the Monster Hotel.
106-5 ③
[神秘のケア]
不浄の鞍を探せ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
 
I'm glad Max will reside here in the City after he gets out of the Maze. He's a monster, but his intentions are good. Salem plans to improve his horseback riding skills once he's free, so he can make full use of his supernatural abilities. Next, he'll need a saddle. Valerie

バレリー
キャー、やったー、マックスは「恐怖の迷宮」を出所したらシティに居を構えることになるのね。彼はモンスターだけれど、悪い奴じゃないと思うの。セイラムは彼が出所したら乗馬技術を磨かせるつもりなんですって、そうすれば彼はその不思議な力をフルに発揮できるようになるでしょ。となれば、次に必要なのは鞍よね。 his intentions are good.
直訳は「彼の意図は善意だ」
This is Ludwig's old saddle from the Wild Hunt. So cool. It's designed so a rider can't fall out of it, and was previously on display in the Hotel lobby. Ludwig's given his permission for Max to use it. これはワイルド・ハント時代のルードヴィッヒの古い鞍なのよ。んー、超クール。騎手が落ちないようにデザインされててね、以前はホテルのロビーに飾られてたんだって。ルードヴィッヒがマックスに使用許可を出してくれたのよ。  
[AN ESSENTIAL TOOL]
Find the Phantom Whip. - Explore the Monster Hotel with the "Myriad" anomaly active.
106-5 ④
[必須のツール]
幻影の鞭を探せ。-「無限増殖」のアノマリーが有効な状態で、モンスター・ホテルを探索せよ。
 
Max's role once he's out of supernatural jail will be guarding the border between the worlds of the living and the dead. Public service? Awesome. By the way, I saw a beautiful, ethereal whip here earlier. Not sure where it went. Want to help me find it? Detective

刑事
この世ならぬ牢獄から出所した後のマックスには、生ける者と死せる者の世界の狭間を守護する役目が与えられるだろう。世界への奉仕?こういうのも公僕かね?壮大だな。それはそうと、さっきここで美しくも幽玄(ゆうげん)的な鞭を見かけたんだよ。どうだ、一緒に探してみないか? etherial(ェ'θェㇼァゥ):エーテルのように軽い、霊的な何かっぽい、幽玄(ゆうげん)的な
※幽玄:この世のものとは思えない美しさ・儚さのある
unsavory:非常に胡散臭い ※美味しくなさそうな匂いがすると言う意味
bolt:脱兎のごとく逃げる
finders, keepers:拾った者勝ち ※元々は古代ローマの法律に端を発するスラング。フルフレーズは
finders keepers, losers weepers
見つけた者が所有者、失くした者は泣き寝入り
💬持ち主のないモノは見つけた人に属するという法律らしい。loserは失くした人なのか、敗けた人なのか…。
Yep, that's the whip I was looking for. The unsavory character who dropped this bolted the moment he saw us enter the Hotel. He's clearly got something to hide. Anyway, finders, keepers. I'm sure Max can use it. ふむ、そいつだよ、俺の探してた鞭だ。こいつを落っことしていった胡散臭い野郎は、俺たちがホテルに足を踏み入れるのを見た途端、脱兎のごとく逃げ出したんだ。明らかに後ろ暗い何かがあるんだろ。まあいい、こういうのは拾ったもん勝ちさ。マックスなら扱えるだろ。
[THE HORN'S CALL]
Find the Summoning Horn. - Explore the Monster Hotel.
106-5 ⑤
[角笛の呼び声]
召集の角笛を探せ。-モンスター・ホテルを探索せよ。
 
The human soul is a complicated thing. I'm sympathetic to the transformation Max will surely undergo during his time in the Maze. I'd like to give him my horn, but I can't remember where I set it down. Shaad

シャード
あの人間の魂は多層的で入り組んだシロモノですわねぇ。わたくし、恐怖の迷宮でマックスが必ずや体験することになるであろう変貌に、同情を禁じ得ませんわ。わたくしからは角笛を進呈して差し上げたいのですけれど、どこに置いたか思い出せませんの。  
My old horn! Thanks. This horn and I go all the way back to my days in the Wild Hunt. I have no use for it now, in Salem's court, but Max could use it to summon his horse, or to communicate with us from the other side. まあ、わたくしの角笛!この古い角笛とは、ワイルド・ハントにいた頃からの付き合いですのよ。セイラム様の宮廷に侍(はべ)る今のわたくしには無用の長物ですけれど、自らの騎馬を呼ぶ必要のあるマックスには得難い品ではないかしら、でなくとも、世界の向こう側にいる我々と交信することもできますし。 we go all the way back to 時期:_の頃からの付き合いだ
[WHEN SOMEONE'S WAITING FOR YOU]
Tame the Horse Spirit. - Assemble the "New Resident of the City" collection.
106-5 ⑥
[その時あなたを待つ誰かがいる]
馬の精霊を手懐けよう。-「シティの新たな住民」のコレクションを集めよう。
 
I've sent Max into the Maze. A ghostly horse will await him on the day he finishes his sentence. It's wild at the moment; we'll need your artifacts to tame it. Please lend me some. Salem

セイラム
今しがたマックスを「恐怖の迷宮」に送りました。刑期明けの日が来れば、異界の騎馬が彼を迎えてくれることでしょう。馬はまだ野生の状態;ですので、あれを手懐けるにはあなたのアーティファクトが必要です。いくつかお貸しいただけますか?  
The darkness lifted from the ghostly horse's eyes, replaced by the artifacts' glow. Jack will begin training it immediately. No rush. Max will be imprisoned for a while. 異界の馬の目に灯る闇が鳴りを潜め、アーティファクトの輝きに変わりました。ジャックはすぐにも調教を始めるつもりのようですね。焦る必要はありません。マックスは今しばらく収監されたままでしょうから。  
Boogeyman ブーギマン:悪い子を罰しに来ると言われる伝説の怪物。「良い子にしてないとブーギマンが来るよ!」と脅すのに使われる。恐怖を体現した存在であり、決まった形はないと言われている。2023年の《What Night Hides 夜陰に紛れしモノ》に名前だけ登場。

💬シティのブーギマンはえらい二枚目。なまはげが二枚目だったら子供は怖がらない気がするんだが(笑)
Max will pay a high price for his mistake, but in the end, he did the right thing by taking accountability for his actions. Salem
セイラム
マックスは己の過ちに対し高い代償を払うことになりましたが、最終的に、己の行動の責任を取ることで正しい一歩を踏み出しました。
By the way, Max is already getting settled, and has even befriended a few of the Boogeyman's nightmares in the Maze. He sent you a message. そう、マックスと言えば、すでに落ち着きを取り戻し、恐怖の迷宮にいるブーギマンの悪夢に住まう者たちの一部と友人関係を築くほどだとか。彼からあなた方に伝言が来ていますよ。
Dear friends. Can we call each other friends?
Sure, why not.

Yes, my friends!
I can't change the past. But I can take responsibility for what I did.
I'm forever bound to the City, and must find new meaning in my role as the Horseman. If it would be alright, I'd like to put on a fun Halloween show for the City someday.
I promise, it will be a scream!

親愛なる友人たちへ。友人と呼ばせてもらってもいいかな?
きっと、快諾してくれるよね。

うんそうだ、僕の友人たちよ!
過去は変えられない。けれど、自分のしでかしたことには責任を取りたいんだ。
今後永遠にシティに縛られた存在となる僕は、デュラハーンとしての役目に新たな意味を見出さねばならない。もし差し支えなければ、いつの日にか、シティのために楽しいハロウィーン・ショーを上演させて頂きたい。
お約束しよう、絶叫は必至だぞ!
💬これが、a new role 新しい役職であり、役柄でもあるわけですね。
dance my feet off:踊り倒す ※体力の続く限り踊りたいという比喩

💬通常英語でWeという時、そこに含まれないtheyがいます。
でも、バレリーのWeは人間もモンスターも含んだWeでしょう。
誰とでも友達になれるバレリーらしいですね。
Max called us his friends. Aww, that's sweet. I can't bring myself to think of him as a villain. Valerie
バレリー
マックスは私たちを友達だって。キャー、それって最高じゃん。私、彼が根っからの悪人だなんて、どうしても思えなかったのよね。
Everyone makes mistakes. So, are we staying here and partying, or what? I feel like I could dance my feet off. 誰だって失敗はするでしょ。したらさ、私たちみんなでパーティーを続けるっきゃなくない?私いま、踊り倒したい気分なの。
[HALLOWEEN SAVED]
Complete the investigation. - Complete the investigation to receive your reward.
ending
[ハロウィーン防衛完了]
捜査を完了させよう。-捜査を完了させ報酬を受け取ろう。
 
The monsters' ball ended without any curses this time. The Headless Horseman will become a permanent resident of the City. He'll need someone to show him the ropes when he gets out of the Maze. I'll keep an eye on him. Detective

刑事
モンスターたちの舞踏会は今回、いかなる呪いもなく幕を閉じた。首無し騎手デュラハーンはシティの恒久的な住民となるだろう。ヤツが恐怖の迷宮を出た際には、いろいろと手ほどきをしてやる人間が必要になる。ま、そこは俺が目を光らせておいてやるかな。 show 人 the ropes:人に仕事などを手ほどきする ※新米船乗りにロープの結び方を手ほどきすることから来ている
Max is now the Last Horseman. He will serve Salem and protect the City, once he finishes his sentence in Jack's Maze, the prison for supernatural criminals. Though he regrets endangering the people of the City, making mistakes is only human; or, in his case, formerly human. At least he has the chance to redeem himself. Someday, he wants to put on a yearly Halloween show... monsters and humans welcome!




Rewards: Phantom Baggage Cart
Expels the Lower City monsters and gives rewards for them; increases the chance of getting assemblers for fights by 30%. One-time use.
Epilogue

エピローグ
かくしてマックスは最後のデュラハーンとなった。ジャックの迷宮─この世ならぬ犯罪者のための監獄─での刑期を終えたのち、彼はセイラム女王に仕え、シティの防衛に当たることになる。彼はシティの人々を危険に晒したことを後悔しているが、失敗を犯すのが人間だ;いや、彼の場合、元人間ではあるが。少なくとも彼は名誉を挽回するチャンスを得た。彼には夢ができた─いつの日にか、毎年恒例のハロウィーン・ショーを開催できるようになりたい…、モンスターと人間、その両方を招いて!




報酬:幻影の手荷物カート
下界モンスターたちを一掃し、その報酬を受け取れる;その際、対戦時に得られるアセンブラーの獲得率を30%増加させる。一回使い切り。
※「彼には夢ができた」の部分は意訳での挿入

💬モンスターと人間の両方の懸け橋になる。それは人間の頃からモンスターを演じてきたMaxにしかできないことかもしれませんね。
覚えていますか?このパーティーは「人間は立ち入り禁止」だったんです。
シティにいるハロウィーン・メンバーは、人間に好意的とは言い切れません。ジャック然(しか)り、シャード然り、遥か昔には人間だったとは言え、もともと善人だったわけでもありませんし、人間だった頃の感覚もほとんど忘れてしまっていそうです。
Maxは小心で卑怯者かもしれませんが、その分、ジャックやシャードより、人間味があると言えるでしょう。

106-5 【New Resident of the City シティの新たな住民】
Urn Cache Twilight Horseshe Unholy Saddle Phantom Whip Summoning Horn Horse Spirit
秘密の骨壺 黄昏の蹄鉄 不浄の鞍 幻影の鞭 召喚の角笛 馬の精霊

Prologue プロローグ
Chapter 1 第一章
Chapter 2 第二章
Chapter 3 第三章
Chapter 4 第四章
Chapter 5 第五章
Post Quest おまけクエスト

106-post quest 【Security Measures セキュリティー対策】
106-1 ⑥ 106-2 ⑥ 106-3 ⑥ 106-4 ⑥ 106-5 ⑥ 106-post ⑦
Fake Spurs Queen's Boutoniere Cursed Brooch Complete Conjuration Horse Spirit Telepathy Mask
ニセモノの
拍車(はくしゃ)
女王のブートニア 呪いのブローチ 完成した召喚術 馬の精霊 精神感応マスク

[A MENTAL PASS]
Charge the Telepathic Mask. - Assemble the "Security Measures" collection.
106-Post Quest ⑦
[精神判定による通行許可]
精神感応マスクをチャージせよ。-「セキュリティ対策」のコレクションを集めよう。
 
 
I'm concerned someone managed to infiltrate a private function at the Hotel. Standard security measures don't seem to be cutting it anymore. Jack
ジャック
私は他にもホテルでの内々の催しに潜入した者がいるのではという懸念を抱いていてね。通常のセキュリティー対策は、もはや通用しないと見ていいだろう。 a private function:内々の催し ※モンスター限定パーティーのこと
I looked into upgrading our security systems. Turns out, the solution was right under my nose. Think you could help me out? そこでセキュリティー・システムのアップグレードを検討したのだがな。灯台下暗し、なんと解決策は目と鼻の先にあったのだよ。どうせなら最後までお付き合い頂けるかい? 💬今回やたらとThink you.../ Want to...ってセリフが。たぶん新しいライターなんだろうね。
I keep a telepathy mask in my castle. Bought it at a fairy auction a few years ago. Turns out, the thing is a powerhouse. Could you use a few of your artifacts to charge it up? Jack

ジャック
僕の城にセキュリティー・マスクというのが保管されていてね。数年前、妖精界のオークションで購入した品なんだが…。膨大な力を貯められる器だと判明したのさ。君のアーティファクトを使ってチャージして頂けるかな?  
The mask is working, thanks to your artifacts. We can put it on our guests before they enter the Hotel to see if they're going to cause trouble. Hate to violate anyone's privacy, but dark mages are... well, they're a serious problem these days. 君のアーティファクトのお陰でマスクが効果を発揮しているよ。招待客がホテルに足を踏み入れる前にこれを装着してもらえば、問題を起こそうとしているかどうかを確かめられるんだ。相手が誰であれ、そのプライバシーを侵害するというのは気が引けるが、闇の魔術師どもと来たら…、まあそれはいいか、彼らは昨今、非常に悩ましい存在でね。  
[Telepathy Mask]
+30% experience and +40% chance to get any items in locations and mini-games for 4 hrs.
[精神感応マスク]
ロケとミニゲームで、経験値を+30%、各種アイテムの獲得率を+40%にする。継続時間4時間。
 

106-post quest 【Security Measures セキュリティー対策】
106-1 ⑥ 106-2 ⑥ 106-3 ⑥ 106-4 ⑥ 106-5 ⑥ 106-post ⑦
Fake Spurs Queen's Boutoniere Cursed Brooch Complete Conjuration Horse Spirit Telepathy Mask
ニセモノの
拍車(はくしゃ)
女王のブートニア 呪いのブローチ 完成した召喚術 馬の精霊 精神感応マスク

Prologue プロローグ
Chapter 1 第一章
Chapter 2 第二章
Chapter 3 第三章
Chapter 4 第四章
Chapter 5 第五章
Post Quest おまけクエスト

 

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